へべれけナイト

四谷アウトブレイク、というライブハウスに行く。
今年割と何度も見にいったバンドの忘年会的ノリ。
お目当ては、らじるし、ガレージランド、伝承遊戯。

らじるしは、今年出会ったバンドでは一番のお気に入り。
ボーカルはパワーのあるアイドルボイス(笑)、ドラムも女の子。ベースは若干ヴィジュアル系っぽい男の子で、ギターはちびっ子の男の子(笑)。アンバランスだったり、だけどパワフル。かつ楽しい。人を引き込む勢いがある。勢いって凄く大事だ。人を巻き込むのにはエネルギーが要るのだ。のってこない観客を無理矢理乗せてしまうのは、センスではなく才能ではなく、本気と熱意と+α。その+αは、「やってる当人が楽しんでるかどうか」だと思う。これってライブバンドに限った話じゃないけど凄く重要だ。つまらなそうにやってるバンドにつきあうほど客はヒマじゃない。手慣れていてもルーチンワークになってるバンドに、ルーチンでつきあう義理はない。
ライブハウスには、楽しみに行くのだ。誰かが楽しそうにしてる、楽しんでるのに、混ぜて貰うのだ。なんだよ楽しそうじゃん、僕も混ぜてよ、と。そのとき、「いいよ! 楽しいよ!」というバンドに牽かれる。
らじるしは、楽しいのだ。とても。
僕は音楽を薬としてたしなむ。凹んだときに元気を出すために聞く。
意識閉鎖して落ち込みたいときに、つまり凹みたいときに凹むためにも聞く。
頭をクリアにするために聞くときもある。
らじるしは、凹んだときに元気を出すための薬。
この薬はよく聞く。



一年ぶりに一晩だけ復活のガレージランドは、やっぱよかった。
てっちゃんもようちゃんもケンタくんもさっちゃんも、やっぱ4人そろってガレージランドなのだ。てっちゃんのボーカルは、例えて言うと甲本ヒロト泉谷しげるがタッグを組んだような(どうなんだそれは)腹にズンとくる感じで。ようちゃんのギターがなければこの音はありえず。伝承遊戯やその他のいろいろなバンドでいろいろなパートをできてしまう芸達者なケンタくんもやっぱりそのパワフルなドラムがいちばん映える。何よりさっちゃんのベースはセクシーでクールビューティでかっこいい。
ガレージランドは惜しいバンドだった。
が、もう解散しちゃってるし、みんな別々の人生を歩んでいるし、一夜の夢以外で息を吹き返すことは今後もないんだろう。
ライブハウスバンドって、そういうものだ。びっくりするほどのスキルがあっても、ソウルがあっても、今日見たバンドが半年後、来月も同じメンバーで健在だとは限らない。
ガソリンのように爆発力があり、そしてガソリンのように引火性が高く、ガソリンのように揮発性が高い。だから、そのときそのときの、ライブ感、一期一会感を大切にしたいと思ったりする。人も同じですが。
僕にとっての日常的ガレージランドは、今はもうiPodの中にしかいない。出入りの飲み屋やライブハウスの物販で買ったCDで繰り返し聞く。聞き返すたびに、「いいだけじゃだめなんだ」という思いが強くなる。いいものをやってればいつか誰かが評価してくれる、かもしれないけど、評価された人たちがそのときのままのメンバーで、ステージに立つことはないかもしれないわけで。



伝承遊戯は継続のバンド。
なんでか昭和歌謡系のしっとりしたロック。ボーカルのスガワラ君は、ステージの下では異様に腰が低い、というか激しく気配りの人。ギターのシマダさんと伝承遊戯を始めたのは5年前だそうだ。ベース、ドラムに加えて、ガレージランドのケンタ君が最近キーボードとして加わり、今は5人体制。
アウトブレイクでの打ち上げを終えて引き上げてくるタクシーの中で、スガワラ君といろいろ話した。著作権の話だったり、ステージの話だったりいろいろ。その中で、「とにかくこれからもずっと伝承遊戯を続けたい」という話を、彼は熱っぽく語った。
そうなのだ。
続けるって、凄く大変だ。メンバーを少しずつ変えながら、やっていく音楽も少しずつ進化したり変化したりしながらも、伝承遊戯という名前そのものは変わらずに、ずっと続けてきて、これからも続けていきたい、と彼は言う。
言うのは簡単だ。でも、ライブバンドでそれをするのは、物凄く大変なことだ。うまければ自動的に続くというものではない。ライブをこなせばそれだけで続くかといえば、そんなことはない。ここでも出てくるのが「いいものであり続けるよう心がけるのは当然。だけど、いいだけじゃだめなんだ」ということ。
「いいものをやっていれば、いつか誰かが拾ってくれる」
そんなシンデレラのような夢を抱いたライブバンドはそれこそ、掃いて捨てるほどあると思う。ライブハウスのトイレに行けば、そんなバンドのステッカーやチラシ、フライヤーは死ぬほど貼ってある。
でも、その中のいったい幾つがメジャーに行くのか。いったい幾つが変わらずにバンドで在り続けるのか。いったり何人がステージにたち続けるのか。
難しい。ほんと難しい。



つらつら書いてみたけど、全部自分に跳ね返ってくるorz
よいものを書けるよう努めるのは当然で、よくする努力は怠ってはならず、馴れてルーチンになってはならず、何より、ずっと続けていくことを心がけなければならない。
今のところ、大成も成功もたいしてしてないけど、なんとか21年書いてる。
この先、何年書けるかわからないけど、ずっと書き続けることを自分に課したい。
難しい。ほんと難しい。



楽しみに行ったはずなのだが、なんでかふんどしを締め直してくることに。
何を見ても誰と会っても何を話しても、自分を戒めることに繋がる。
それだけ隙が多くて甘くて未熟だということだと思う。
頑張りましょう。また、明日から。

SA1F00Aキタ━━(゚∀゚)━━!!

12/1から順次発送のはずのSA1F00Aが、本日僕の手元に到着。
もっと掛かるかと思ってたけど、思ったより早かった。
これは怪コレ3を終えた僕への、僕からのプレゼント(自前)

思ってたよりキーボードは「押しごたえがある」というか、重い。
オルガン弾き馴れてた人がいきなりピアノの鍵盤に面食らうような重さ。


つらつらセットアップしつつ、気付いたところ。
画面はワイドサイズ(800×480)なのだが、切り替えはFn+ESCで行う。
また、ワイヤレスネットワークへの接続は、起動時デフォルトはオフになっているようで、Fn+F4で行う。おそらく、固有割り当てと思われる。いろいろ省略(または兼用)された77キーだが、バッテリーを食う(ネットワーク接続は電池を食う)ワイヤレスネットワークなどは、意識してFn+F4で切り替えないとネットに繋がらないようになっている様子。
不便と見るか、バッテリー温存+ネット汚染防御の配慮と見るかは、ユーザーの意識で評価が変わるところ。

セットアップに際して、重いと評判のノートンインターネットセキュリティ(用意されているが、インストールはされていない)は避け、ウィルスバスター2007をインストール。

CPUは500MHzで動作するとのこと。FIVAは256MHzくらいでの動作だったので、およそ倍。
現在のメインマシンがAthlon64 Dual Core(2.01GHz)であることを考えると1/4(笑)というか、これに比べれば当然ながらかなり貧弱。
が、今回、こいつにはそういうヘビーな用途は最初から期待していないので無問題。
500MHzに対してメモリ512MBというのは、一昔前であればオーバースペックであったろうが、却ってありがたい感じ。

静穏性について言えば、スイッチを入れた後に動いているのは2.5インチHDDのみ。
本体は完全ファンレスで、HDDも極めて微少な音しか出ないため、ひじょーに静か。

本体筐体はABSか何かの樹脂でできている様子。キーボードの大きさは気にならないが、ESCなどシェイプされた細いキーは、なんかぐらぐらする(^^;)

スピーカーはステレオだがそれなり。そんなもん期待すんな、と。


何はともあれ、

  • ウィルスバスター ○
  • 窓の手 ○
  • ChangeKey ○
  • Caldix ○
  • LHMelt ○
  • KickIn ○
  • Sleipnir ○
  • ATOK ○
  • nPOPq
  • JaneDoeView

このあたりは入れないと落ち着かない。