ヘッドギアのリペア完了!

……試行錯誤の後、レシーバーの修理が完成した。
一応、自分用メモとして手順のおさらい。

  1. 100均の外付けステレオスピーカーをバラす(分解してスピーカーだけ取り出す)
  2. 100均のステレオイヤホンをバラす(イヤホン本体=スピーカー部分から、リードの先端がハンダづけされた円形基盤ごと剥ぎ取る)
  3. むき出したイヤホンのリードをレシーバーのガイド(ボール紙みたいなものでできた穴のあいたプレート)に通し、緩い結び目をひとつ作っておく
  4. ステレオスピーカーをレシーバーの内殻に入れ、1mm径の穴からリードの先端を外殻に出す
  5. イヤホンのリードを、元々付いていた8mm径の円形基盤にハンダ付け
  6. スピーカーのリードを、この基盤にハンダ付け(以後、イヤホンリードが断線した場合や、スピーカーを交換する場合は、この基盤をリレーさせる)
  7. スピーカーを食器洗い用スポンジで作った内装(ポケットを切っておく)に仕込んで、イヤーパッドで塞ぐ
  8. 緩く作った結び目を、外殻の蓋のネジ穴の周囲に巡らせて、急にリードを引っぱっても断線しないようにしておく
  9. 外殻の蓋を閉める
  10. 完成〜♪

一度、スピーカーとイヤホンリードを繋ぐ方法をあれこれ試しているうちにリードが短くなってしまい、失敗。
「基盤でリレーする」「イヤホンのリードは、できるだけ先端まで使う」ということで解決した。
音はけっこうびんびん聞こえるのだが、音質はというとそこそこでほどほど。
100均で売ってる「あなたのウォークマンがイヤホンなしで音楽を聴けるプレーヤーに!」というような程度のスピーカーを流用しているので、音質はタカがしれてると言えばタカがしれている。
今回はレシーバーのリペアに関するノウハウを蓄積できたってことでヨシとしておきたい。
イヤホンコードはやっぱり細いと不安。本来、ヘビー・デューティに使うガジェットであるから、被覆も分厚くリードも太いもののほうが確実性は上がるんだろなー、と改めて思った。
同時に、100均で売ってるイヤホンがなんであんなに脆弱なのかというのも、分解してみてよくわかった(^^;)
今回流用した円形の基盤は、スピーカー本体つかコーンの裏側に貼りつけてあって、イヤホンのリードをリレーする部品なのだが、この基盤とスピーカー(コーン)との間を繋いでいるのは、0.1mmより絶対に細い銅線が二本だけ。インナー型のイヤホンは、あの耳にはめるところが頻繁によじれたり圧迫されたりするが、そのたった二本の銅線は別に特に保護されてるわけでもなく、がんがんに使うとすぐに切れてしまう。切れない方がおかしい。
今回リペアしたデッキクルー用レシーバーのほうはどうだったかというと、スピーカーそのものはなんかエラい頑丈な金属でガードされていたし、スピーカー(内殻)と外殻のリード(つか、太さで言うとコード)は、剥いたリードが1本で0.5mmくらいありそうな、やたら太いものだった。しかもそれをさらに防水のためにシリコンで厳重にくるんであるわけで。
作戦中に切れたりしたら洒落になんないわけで、そのへんが軍用ってことなんだろなと思う。(その軍用の品ですら、断線したり経年劣化で腐ったりはするわけで、海というのは過酷な環境なのだなあ、とつくづく思う)
そのうち、スタンダードサイズのコードと、音質のよさそうなヘッドホン・スピーカーでリペアし直したいと思うが、今はこれが精一杯。