ルビ入れ完了

初校ゲラの直しを反映し、ルビを入れた再校ゲラ完成。
編集赤が入った初校ゲラは未回収。
ファイナルデータは、ギリギリまで粘るぞ。
ってんで、しばし休憩す。
 
 
著者の「書き癖」というのは確実にある(例えば、夢明さんは追いつめられると(笑)「という魔人」になってしまい、一頁(16行)に3〜4回も「〜という」という言葉尻が出てくる(^^;))。
僕もそうだが、多いのは重複表現で、「頭痛が痛い」だったり「激しい激痛」だったりすることは実はしばしばある。(韻を踏んでる場合は別)また、「また」「すると」「まるで」などの接頭語が何度も出てくるとか、「○○○し始めた」を繰り返し使っていたりとか。
他に、入力時のミスもある。「いろいろ」と書いているつもりで「いろろい」と書いていたり、「きゅっきゅっきゅっきゅっ」と書いているはずなのに、なんでか「きゅっきっゅきゅっきっゅ」と書いていたりする。
書いてる当人は正しく書いているつもりでやらかしてしまう誤変換なので、案外自分では気づきにくい。指摘されて「ぎえー」というのはしばしば起こる。
「起こる」を「怒る」と変換してしまうような単純ミスも気づきにくい。
 
こうしたミスは、自分で書いて自分で読んで、ではホントに気づかない。
普段、「超」怖い話では僕、編集女史の他に、2〜3名に初見で赤を入れて貰っている。何度も目を通した人間より、初見の人間のほうが違和感に敏感なためだ。
指摘する人間の性格や着眼点(興味の対象)によって、指摘してくる間違い箇所もまったく違うため、可能なら「プロが何度も読む」より、できるだけ多くの人に初見校閲をしてもらったほうがよい。(4人で読んで、全員がそれぞれまったく違う赤を入れてきて、僕が真っ青になることなどしばしばある)
今回は、そうした人海戦術のために人数を投入する時間もほとんどない。
非常に危険である。<予防線を張ってるわけではないんである(T_T)