考え事に向いている場所

最近はインプットよりアウトプットのほうが増えている感があってよろしくない。
仕事をしている=原稿・メモ・企画書を書いている、ということだけではないはずなのだが、実質的にはそうなってしまうわけで、資料を読んでいる、人と話をしている、酒を飲んでいる、メールを書いている(仕事の言い訳以外の)という時間のほうが本当は大切なんだけど、そういう大切な時間は報酬には換算されない(=何も産み出していないから生産活動をしていないのと同じ)。書くより重要な時間なんだけどなぁ。積みっぱなしの本もちらほら増えてるし。
先日免許更新のため都庁第二本庁舎に行った。
講習開始時間まで40分以上あったのだが、暑い中出かけて戻ってくるのが面倒だったのと、講習室は無人なのに適温の涼しさで居心地が良かったのとで、やりかけの仕事をそこでやることにした。ノート(パソコンではなく、大学ノート)を広げて、コピーに目を通しつつメモを作っていくわけだが、どういうわけだか猛烈に進む。
調べ事をするときにはパソコンや本が手近にあったほうがいいが、そういう混沌を一気に整理していくときは、逆に近場に何もないほうが集中できるということが改めて実証された気がする。まあ、今さらな話ではあるが、何事も「今さら」が重要なのかもと思った。
僕の部屋はそういう意味では雑然としすぎているわけで、作家さん漫画家さんが喫茶店(滝沢とかw)でアイデア出しをするのは、それなりに理に適ってるのだなぁ。