悪魔の椅子

うちには、「悪魔の椅子」と呼ばれる椅子がある。
正式名は「グランドマンボウソファ」。
厳密にはソファというか、座椅子というか、非常に安らぐリクライニングチェアの一種。
座業=腰に悪い仕事なので、リラックスするときぐらいはいいものが欲しい、ということで買ったもの。これに座って本を……と座ると、その直後に眠りに落ちてしまう。
座るだけで寝てしまうので、「忙しいときの休憩」には不向き。仮眠のつもりが爆睡してしまうからだ。
結局、休憩読書椅子から冬場の仮眠椅子になってしまっているわけで、夏秋はハンモック、冬春はこの悪魔の椅子が活躍する。これで季節を感じているわけで。
 
ところで、買ったときはけっこういい値段だった悪魔の椅子(\16800)だが、千川通り沿いのリサイクルショップ「フロンティア」に、3000円くらいで売りに出されていた。
アレはマ・クベの壷並みに「いいもの」なのになあ。


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