2005年のまとめと大晦日のおもひで
今年を振り返ると、やっぱり怪談に始まり怪談に終わった一年だった。
ま、概ねいつもどおり。
恐らく来年も怪談に始まり怪談に終わるんじゃないか、という気がする。
仕事について言えば、今年は「弩」怖い話2がいろいろヘヴィであったし、妖弄記は楽しかったけど、まあ、いろいろあったし。
来年は「超」怖い話でドカンとぶっぱなし、さらには「弩」怖い話3でまたまた「違うこと」をしよう、という予定。その後は未定(^^;)
他にも、「ちょっとこい。こういうことやってみんか」とお誘いいただいたものには、片っ端から黄色いクチバシを突っ込んで歩いてみたい、と思っている。
それはそれとして、毎年、大晦日には神様チャージ(御札を返して新しい御札をお迎えすること)をしにいっている。日の入りを見ながらバイクで町内をあちこち走り回る。
椎名町北口の長崎神社に、自宅用の御札を迎えに行く。
山手通りの内側に、なんか小綺麗なビルが建っていることに、今日気づいた。去年もあったっけ。あれ。
うちからいちばん近い五郎窪稲荷の前を通りかかる。ここはお祭りや夜警のときにしか人が集まってこない社があるのだが、お稲荷さんのお堂の前のところに、剥き身のあぶらげが5枚供えてあった。
事務所の御札は氷川神社に迎えに行く。
どちらも「いちばん近いところ=所轄している氏神さん」なので。
で、氷川さんに行く途中、坂道を登っていくのだが、坂道の途中から見た夕日がなんだか綺麗だった。これ、毎年そう思っている。
セラムンで有名になった氷川神社だが、練馬中野界隈には至るところに分社があって、沼袋・江古田周辺には僕が知っているだけでも「氷川神社」と名の付く神社が6〜10箇所くらいある。うちの事務所の御札は、金の峰幼稚園の並びにあるところに迎えに行っている。
御札をいただいて、「では良いお年を」と挨拶をして宮司さんの家の玄関を出たところ、コンクリートの叩きの上に、ニャンコの足跡がある。コンクリート生乾きのときに付いた跡と思われる。これ、毎年見てはクスリと笑い、毎年その日だけで忘れてしまっているので、今年は書きとめておくことにした。
そういえば、西武池袋線・東長崎駅のホーム、階段を下りて鏡のあるところからやや池袋寄りのところ。ホームの上にニャンコの足跡が付いている。やっぱり、生乾きコンクリートを踏んだような跡。このあたりはやたらと野良猫がいるのだが、たぶんそいつらの誰かか、そいつらの先祖の誰かだろう。
ぼんやり歩いて、年末の買い物なんかして、くっだらない買い物の値段に一喜一憂して、「カニは高いからまたいつかね」とタラバガニに別れを告げたりなんかして、よくいくおでん種屋さん(蒲鉾屋さん)で煮こごりを買い、乾物屋さんで塩鱈を買い、八百屋でなぜか山積みになってた「久米納豆」を、「これは物凄くうまいんだ」という家人の薦めで買い。(なんだか店内にも積み上げてあって、常連さんを片っ端から捕まえて売りつけていたけど、なんで納豆なんだろう(笑))
つかの間の年の瀬を満喫し、明日は、いやあと3時間と少々でもう2006年。
元旦くらいはゆっくりしようかと思っている。
というわけで、皆さんよいお年を。