バッグとシャツ
通販でモノ買ったよシリーズの最後の便が到着。
朦朧としながら受け取ったようで、受け取りにサインをした記憶がほとんどない。
さて、届いたもののひとつめは400×400×900mmの特大サイズのバッグ。
何に使うかというと、G-Motionを詰め込んで運ぶためのもの。
バイクで移動するのであれば、従来の背負いキャリーで十分足りるのだが、例えば船に乗って行くとか電車で行くとか飛行機で空輸とか、そういう遠距離に旅行しつつ乗るというようなときに、むき出しのG-Motionは機内車内に持ち込めない気がする。燃料が抜いてあっても。
なので、キャリングケースが欲しいなーと思っていた。
底部に型くずれ防止かつバッグの底がこすれるのを防止するレールが3本と移動用のタイヤ(キックボードなどでおなじみの小径ウィール)、牽引用ハンドルの支柱とおぼしき鉄の棒が2本、樹脂製と思われるゆがみ防止の板……と、18kgのG-Motionを積んでもびくともしなさそうな頑丈さが魅力。G-Motionは1070〜1100mmあるので本当はちょっと寸が足りないのだが、前輪を外せば大余裕。
これで大島も沖縄も北海道も九州も行けるぞ、とほくそ笑む。
ヤフオクで入手したものだが、本来の定価の1/3で落札できたのと、7人のライバルを土壇場で出し抜けたのと、同メーカーの一回り小さいバッグ(370×370×7500mm)の落札価格より1000円以上安く落としたのとで、3倍勝った気分で気持ちがいい(笑) 久々に買い物で快勝した気分。
ふたつめはノーメックスのヘリクルーシャツ。生地はそんなに厚くないというよりむしろかなり薄くて軽いのだが、耐火・耐熱湯仕様のヘリコプター搭乗員仕様。ボタン類は一切なく、ファスナーとマジックテープのみ。ヘリに乗務する予定はないが、この手の質実剛健機能美優先のものにはいつも惹かれてしまう。これでいつG-Motionが爆発炎上して火に包まれることがあっても平気な気がする。
自分が軽度のミリヲタなのは疑いのないところなのだが、迷彩が好きなわけでは決してなく、「質実剛健機能美優先、実用性が高くて頑丈で派手さがないが特殊なもの」が好きなのであって、それを突き詰めていくと軍用品の占める割合が多くなってしまう、ということ。
日本国内には米軍基地が多いことから、沖縄・横須賀あたりから流れてくる米軍放出品が多く手に入る。僕の子供の頃、実家の近所にも米軍衣料を扱う店があったりしたせいもあって、そういうものにも抵抗は少ない。
が、米軍ものというのは手には入りやすいものの、僕の身体にはなかなか合わないものが多い。外国人の軍人さんというのは屈強で身体が大きい人が多いわけで、さらには「大量放出」されるのはもっとも人数の多い歩兵(自衛隊で言う普通科)のものだったりもする。そうなるとますますサイズが合わないわけで……。
それに、一時期はやったMA-1(フライトジャケット)のようにわりとありふれちゃってたりするし。
その意味で、ヨーロッパの軍隊の服というのは珍しかったりサイズがうまいこと合ったりするので好み。
今回のヘリクルーシャツは米軍の放出品で1971年製のデッドストック品なのだが、たまたまサイズが合ったので即買い。
そういえば、アウターもインナーもあんまりめったに服は買わないほうなのだが*1、使い捨てるつもりで安物を買うか、使い倒すつもりで軍物を買うか、という選択になることが多い。
故に「軽度のミリヲタ」になってしまうんだろなー、と自己分析してみた。
届いたシャツをハンガーに掛けておいたら、
「あれ? また同じ服?」
軍物は、わかる人が見ないと見栄えがみんな同じに見える。
だからますます「着た切り雀の人」に見えるんだよなー、いいんだけどさー、と自分のみ納得してみたりするのだった。
*1:冬場はいつも外見が同じ。同じコート2種くらいを着回してるから