講評速度比較

応募加速度比較に引き続き「数字で見てみよう超-1」の時間です。

超-1/2007は、昨年より20日ほど早く始まっています。
超-1/2006の公開開始は2/22。
2006年大会では、応募者による講評が4月開始というリミッターが掛かっていましたし、今回はその縛りがなくなっていますので、単純に比較するのは公平ではないんですが、参考数値として「第一作が公開されてから、二週間目までの間に付いた講評の数」を数えてみました。

超-1/2006で2/22に最初に公開されたのは、「愛犬」「神馬」「ニア」の三話。
超-1/2007で2/2に最初に公開されたのは、「エレベーター」「ぶらんぶらん」「鯉泥棒」の三話。
それぞれ、表にすると以下のような感じでした。


作品名 二週間目の時点でのコメント数 同じくトラックバック 期間終了後の最終的な講評総数
愛犬 4 3 51
神馬 6 2 46
ニア 4 3 42
エレベーター 19 5 -
ぶらんぶらん 21 5 -
鯉泥棒 21 5 -

最初にも念押ししたように、今年は応募者が最初から講評を始めていることなどがありますので、一概に単純比較はできませんが、昨年は講評が爆発的に増えたのは4月後半以降なんです。
ここまでを見てみると、公開から2週間目での講評の付き具合は、昨年の4〜5倍のペースになっているようです。


皆で集まってわいわいやる共通のサロン的な場がないので、毎度のことながら盛り上がっているかどうかがわかりにくい超-1なんですが、途切れることなく毎日公開される新作、そしてじわじわと増え続けていく講評を振り返って見てみると、なんだか今年も凄いことになりそうだ、ということが、数字の推移から伺うことができそうです。


一度読んで講評を付けてしまった作品を読み返すことはあまりないかもしれませんが、定期的に公開済み作品の講評を読みに戻ってみるというのも超-1の楽しみ方のひとつ。
自分とは違う読み方、違う採点、違う着眼点を持った他の講評者の感想を読むことが、誰より役に立つのは応募者当人なんですが、一般審査員にとっても、他の講評者の感じ方の違いを感じてみるというのも、また違った趣があります。
二週間前に発表された話、結構物議を醸した作品のその後を追ってみると、おもしろいことに気付くかもしれません。


自分の作品にレビューや感想が付くのは嬉しかったり怖かったり。
もっとああすればよかったのか、という要望を聞き、それを次回に反映させることで、一人で悩むよりは早く成長できます。
講評をうまく生かしていただきたいですね。
そして、もっと凄い実話怪談を読みたい人は、著者を鍛えてやってください。