仕掛屋定吉さんご来訪記念(笑)

2/18の日記に、胡瓜組木を実際に作ってみたよー、というようなことを書いたら、
http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/20070218/1171788218
監修者の仕掛屋定吉さんがコメントを下さったので、ちょっと有頂天(笑)
パズルを意識して実話怪談を「組み立て」ている身としては、パズルは単なる趣味じゃないんだよー、とアピールしておきたい。


仕掛屋定吉さん(Akio Yamamotoさん)というのは、キャストパズルを触ったことのある人なら誰でもその名を知っているパズル作家の方。
僕の心の中では、木工からくりの亀井明夫さんと仕掛屋定吉さんがパズル作家ツートップなので、大変光栄です。


そういえば、解法を巡って夫婦喧嘩になり、同じのをもうひとつ買った(笑)という逸話のあるキャストマリン(キャストパズルだけど、ストラップ用チャームにもなる小振りのもの)も、定吉さん作。
ああ、パズルは人を迷わすなあ(^^;)


いずれ「組木とポリキューブと三つ編みこんにゃくがぎっしりの煮物」の実現を目指す、とここに宣言しておきたい。
とりあえず、目前の〆切を越えてから。




ところで、パズルと言えば不可能物体というのがある。
解き方外し方を考えるのではなくて、「どうやって作ったか」を考え、実際に同じものを作れたら解けたことになる、というもの。
コーラ瓶や五円玉に差した木の矢だとか、ガラス瓶の中にテニスボールやボルトを差したりするあれ。
http://www.kiyori.co.jp/~kiyori/impossible/

木の矢の基本形は最近解けたような気がしているので、近々作ってみたい。
応用系はいまだにさっぱりわからんけど(^^;)

で、そうした不可能物体は「解けないように見えて必ず解き方がある」からパズルなのだけど、最近は3Dプリンターというくせ者(笑)が登場している。
これは、CADで作ったデータを立体的に出力するもので、米軍なんかが兵器の補修部品を作るのに使ってるらしい。特殊造形で汎用じゃない部品を移動中の航空機内で出力して、現地で組み立てるんだとか。

この3Dプリンターを使うと、「箱の中に最初から指輪が入っていて、箱を割らないと取り出せない」といった不可能物体パズルの定番のようなネタを、プリンターで出力できるのだとか。
http://japanese.engadget.com/2005/12/28/3d-printer/
他に、立体構造のパズルも作れそう。
僕は時間制限がなくて焦らずにすみw、手でこねくり回す系のアナログな(そしてアナクロな(笑))パズルが好きなんだけど、先のレイトン教授と不思議な街のように、アナログな(というか伝統的な)パズルをDSソフトに移植してみたり、また3Dプリンターのような先端機器を使ってみたりと、ツール・素材・プラットフォームの変化や進化によって、様々な形のパズルが登場してくる余地があるんだなあ、と思う。