数字で見る「超」怖い話

で、現在いろいろ残務処理中。
ようやく到着した「超」怖い話Κの収録作を、「超」怖い話全作品データベースに記録。Κは全35話収録で、「超」怖い話初めての単独著者本であると同時に、「超」怖い話Α以来、シリーズ全巻を通して一冊あたりの収録話数がもっとも少ない巻となった。*1
見ていくと短い話もかなりあるのだが、後半に大ネタラッシュがあることもあって濃密な一冊となっている。さすが平山夢明、と言った感。


で、Κ収録分の35話を足して、「超」怖い話開闢以来のナンバーズ*2の総話数は959話になった。
あと41話で1000話となる。


さらに、最近*3掛かった「超」怖い話ナンバーズの重版分などを合わせた累積部数が、累計100万部に王手を掛けている。*4これはナンバーズ以外の「超」怖い話を冠した本の数字は入れていないのだが、クラシックの3巻、ニューエイジの2巻分を足すと、どうやら今回のΚの初版分で100万部を達成してるっぽい。
1000話目前、100万部突破ですってよ。奥様。
すげー。


怪記の帯にはもう「次回配本」について書かれているのだが、次回はいよいよ超-1/2007傑作選の登場となる。
タイトルは、

「超」怖い話 超-1 黄昏の章

となった。怪コレは正式名*5が長すぎるので(笑)、今年は「超-1 黄昏の章」で探してくださいm(__)m
予定では9月下旬頃、頭を切り換えてぼちぼちそちらに専念しなければならない。


今年の折り返し地点を過ぎてみると、今年はΙと弩4と続おま以外は、怪歴、怪記、傑作選……と、監修・編集が多い年だった。続おまも表記上は「編」となっているが、あれは一冊分まるっと書いているので、僕の中では編集した本というより「書いた本」の印象が強い。*6
要するに今年は著者と言うより編集者だったのだなあ、という感じ(^^;)
超-1の2年目、新人の単著などなど、この先のことを見据えていろいろやっていくために、自分の執筆作業は結構後回しになっていたような感もある。


一方で、今年10月25日発売が決まった忌火起草(PS3)のように、これまでの出版・編集という畑とは違った畑を耕す仕事に関わることができたのも、大きな収穫だった。ゲームというのはあそこまでいろいろやりこみ、長期間かかるものなんだなー、と。漫画は描くの1週間、読むの5分と言われるけど、ゲームの消費速度と製作期間の関係もそれに似ているような気がする。
忌火起草の発売はまだしばらく先だが、いろいろあるので楽しみにしていただくとよろしいのではないかと思う。


黄昏に入る前に、そして誕生日前までに一仕事片付けなければならない。
まあ、それは月曜からにすることにして、今日明日はクールダウン。
休みます。

*1:これ以前の最小話数巻はΑの36話

*2:超、続、新1〜Q、彼岸都市、A〜Kまでのメインシリーズ。再録本に当たるクラシックの0、∞、†とその書き下ろし、ニューエイジの怪歴、怪記は含まない。

*3:昨年末の、このミス祝いの大増刷分とか

*4:勁文社時代の刊行分も合わせた累積値。

*5:「超」怖い話 超-1 怪コレクションVol.○○○

*6:例によって編集も組版もやってますがw