鮪つみれ

最近は買い控えていた西友の鮪アラ97円。東急でもだいたい同じくらい。
冷凍物を解凍して刺身の柵を取ったあとの身粗なので、これがー黒い。まさに血合いの塊。
ときどき、そのまま刺身で食えそうなところも混じってる。パン屋で貰うパンの耳で言えば、食パンの端っこ一枚みたいなもの。
で、そういう嬉しい身粗はそのまま刺身で食すとして、そのままでは食うに食えない血合いをどうするか。
前は、血抜き後にそぎ切りして焼き肉のタレと一緒に炒めて焼き肉風とか、下味付けた後に片栗粉付けて揚げ焼きして、「唐揚げ」とか言ってたのだが、やはり油モノは飽きる。
煮物にしてもいいんだけど、量が多すぎ。
ということで、なんとなく離れていた鮪身粗だが、せんだって思い立ってふたつ(それでも194円)買った。だいたい1kg分くらい。
ここから、骨とか皮とか、さすがに食えないところは外す。食えるところは刺身で食う。
残りは5mmくらいの厚さに、繊維を断つようにそぎ切りぶつ切りにして、ボウルにつけ、流水で血抜き。
とりあえず半日くらい血抜きする。小さく切ってるので血抜きも早い。
黒がくすんだ赤くらいになったら、水をよく切って、再び包丁で軽く叩く。
塩、生姜、にんにくを混ぜて、フードプロセッサーでガー。
臭みが気になる人はここで生姜、にんいく、塩を若干多めに。ちょっと酒も振る。中華風にしたければ五香粉って手もあるんだろうけど、好みじゃないのでシンプルに。
これを、スプーンでひとさじ取って小判型にしたものを、沸騰させて塩ひとつまみ入れた湯で茹でる。沈んだのが浮いてきたらキッチンペーパーを敷いた笊の上に上げて、どんどん茹でる。
できあがったものは焦げ茶色のつみれ。
あら熱を取ってから、冷凍しとく。
食べるときは解凍してから使うか、凍ったまま汁の中に投入。

静岡で食べてたつみれ(というかはんぺん。はんぺんといったら黒いはんぺん)と似てる感じだが、これはもっとずっと生臭い(笑) もっと血抜きをするべきか、或いはもっと生姜増やすべきか。鮪だからこんなもんか。
青魚のすり身を繋ぎに混ぜて、山芋とか卵とか入れればもっと食べやすくなるんだろうと思うのだが、静岡人的にはこのくらい黒いほうが。


こないだ作ったのがなくなったら、今度はもっと血抜きして青魚も入れて長芋・卵も入れたのを、揚げる&焼く&蒸す方向で挑戦。そして今年の冬場のおでんにはそれ投入の予定。