ティーブレイク

あわあわあわ、ブレイクしている場合じゃないんだけど、次にスイッチする前のウォーミングアップで。


こういう仕事をしていると仕事の遅さ速さの話はしばしば話題になるのだが、僕自身の仕事の速さはどんなもんかというのを自己判定してみると、飛び抜けて早いとは思わないけど、まあそんなに遅くもないんじゃないかな、という判断。


日程的にいろいろ重なって遅れていくことはしばしばあるのだが、だいたいそういうときは何かのスランプも重なって酒飲んでギリギリまでうだうだしてたりする。
一度エンジンに火が入ったり、土壇場なんかでは強い方かも。
そういうときは泣きながら、ボヤキながら、怒りながら仕事している。
これまでの記録としては、文庫本実質2週間で一冊執筆*1とか、原稿が全部揃ったところからのスタートで、19時間でDTPデータ組版校了*2とか、280頁あまりの雑誌のうち2/3くらいを一人で入稿とか*3、月刊ペースで文庫本編集とか*4、まあ、いろいろあるはある。20ウン年も出版業界にいたら、そりゃもういろんな経験を積ませてもらえるというものだ。望んでなくても。
で、もういい加減「新しい挑戦」とか「限界に挑戦」とかそういうのはおなかいっぱいだなあと思っていた。


今回、ビジネス書ととある本の〆切が同時にやってくる(それ以外にも幾つか同時進行してる)という大事があった。一歩間違えば大惨事。
なんとかビジネス書は9割の作業を終えて再校戻し待ち。
その間、行って戻ってスイッチしながら書いているのがとある本。プロットとベースはあるとはいえ、実作業期間は1週間。そのうちビジネス書の作業にも時間を割いているので、ここまでで実作業に使えた時間は、ほぼ三日。書き下ろし(おそらく100頁くらい?)とリライトも含めて、総執筆分量を文庫に換算すると、240頁弱くらい。ほぼ文庫一冊分。三日で。
やればできる、というのは凄いなと思う反面、やっちゃいかんよな、とも思う。こういう作業ペースはorz いろいろ寿命が縮まるし。


つい一時間ほど前に、100%にする作業が完了。一応の保険ということで胸をなで下ろす。
だが、今からこれを120%にする作業に着手する。
20%増し作業のリミットはあと6時間。できるところまでやる。
こういうしんどいペースの仕事はしばらくおなかいっぱいですよ。
と言いたいところなのだが、これを終えた後も年内は三足のわらじ状態が続く。そろそろ「超」怖い話の準備も視野にいれないとだし。年内はそういうわけでこれ以上新しい仕事は入んないです。*5


結論として、たぶん仕事の速さは人並み。そんなに飛び抜けて早いってこともないとは思うけど(もっと早い人がいるから)、たぶんなんとか及第点は取らせてもらってる。じゃないかな。だといいな。たぶん。
……と一応そういう自己評価なんですが、いかがでやんしょう(^^;)

*1:「弩」怖い話

*2:「超」怖い話

*3:その編集部に文字主体雑誌の編集経験があるのが僕一人だった、と言う例のアレ。

*4:2006年度怪コレ。

*5:除く、雑誌。