QR「超」怖い話募集中
最近はすっかり初音ミク関連のエントリばかり書いていますが、もちろんその裏ではひーひー言いながら仕事を(ry
というか、白熱して初音エントリ書いてたら昨夜書いた仕事関連のエントリが沈んでしまったorz ので、再掲。
内容は、http://d.hatena.ne.jp/azuki-glg/20080127/1201433335 と同じです。念のため。
僕の本業は実話怪談屋さんです。
よしなに。
で。
毎度のことなんですが、佳境が近付いてきたのでQR「超」怖い話募集です。
怪医の巻末奥付にもQR「超」怖い話の席を用意しておきました。
条件は、
QRコードというのはURLかメアドを入れるくらいにしか使われてませんが、実際には結構な分量のテキストが入ります。
この150字という制限はなんなのかというと、生成されるQRコードのサイズと関係があります。この一年間の試行錯誤によって、竹書房文庫の実話怪談本の奥付にはいろいろなサイズ・文字数のQR怪談が掲載されてきましたが、普及している携帯に付いてるカメラの性能=バーコードリーダーの読み取り精度を鑑みると、取り込みの失敗が少ないサイズというのがあることがわかってきました。
QRコードというのは、コーナーの四隅のうちの三つに回が付いてますが、それ以外にも小さな回がいくつか付いています。最小で1個。これの数を見るとだいたい何文字分くらい入ってるのかがわかるんですが、これの数が多くなればなるほど、バーコードリーダーでの取り込みは難しくなります。
200万画素くらいのデジカメが付いた携帯なら、小さい回が13個くらいあってもなんとかいけるわけなんですが、標準的な携帯の下限に合わせるとだいたい100万画素くらい。失敗せずにサッと取り込める、ということを考えると、小さい回の数は6個くらいがベターということになります。*4
小さい回の数が6個ぎりぎりのサイズに納めるためには、344byteが実質的な上限になります。QR「超」怖い話の場合、クレジット、通し番号、公式サイトへのURLなどで48byte使ってますので、残りは296byte。
つまりおよそ150字となるわけです。(厳密には148字)
150字という文字数は技術的制限から割り出された数字なんですね(^^;)
ちなみにこの150字には改行コード(1byte)も含まれます。ぴったり150字分使い切ると、148byteをオーバーしてしまうので、回が13個の大きなQRコードになってしまうわけですね。
カタカナ・アルファベット・英字は1byteで表記できますが、カタカナはUNIX文化圏wでは1byteにすると文字化けする恐れがあったりなかったり、ということで、なんとなく避けています。
世の中の携帯のデジカメ性能が全般にもっと底上げされて、「普及型の一番安い携帯の最低限のデジカメ機能が300万画素くらい」とかになったりすると、もう少し文字数を多くできたりするんだろなと思うわけですが、それはまたこの先のお話。
ちなみに、QRコードは原理的にはナンボでも大きくできるらしいのですが、取り込み側の性能の限界を考慮してか、フリーウェアとして配布されているKDDIの2次元コードメーカーなどでは、作成できるQRコードの最大文字数は215文字(430byte)までとなっています。実際、その他のQRコード生成ソフトには、ほぼ上限なしのものもあるんですが、読む側が取り込めないと意味ないので(^^;)
QRコードについて言えば、まだまだメアド&URLを読ませる以外の使い途があまり広まっていないので技術ヲタとしては寂しい限りなわけですが、案外いろいろな使い途があるので、もうちょっと遊びたいところです。
そんなわけで、「超」怖い話的な使い途として、読んだ人が思わず他の人に教えたくなるような、独り占めしていられなくて他の人の携帯に再転送しまくるような、そういうのをQRコードというポチ袋に詰めたいと思います。
ひとつよしなにm(__)m