世界の亀山

これまで、うちで使ってきたテレビは家人の嫁入り道具であった98年製のブラウン管テレビ。しかも平面ブラウン管ではなく、ぼんやりと丸い。画面は結構でかくて29インチ。でもなんか歪んでる。10年落ちだし。ミョ〜な焼き付きが出たり引っこんだりしているのも気になってはいたけど、まだまだ使おうかなーと思ったりしなくもなかった。
今である必然があったのかどうかわからんのだが、ちとつまらない買い物の用事で池袋をうろついた際、そういえばもうじき地上波アナログ放送終了のテロップが番組ごとに入るようになるらしいね、というような話が出た。そうだねそうだね、うちとか大変だよね。地上波デジタルに対応しようにも、アンテナ設置予定の方向にマンション立ったりしてるもんね……と、他人事のように思っていた。
んで、まあものは試しというかいつかの参考にしようよ、なんていいながらテレビ売り場を見にいった。
ガジェット好きではあるんだけど、大物家電って何年かにいっぺん買うかどうかっていう代物だから、ほとんど近寄ることがなく、数年に一度見に行っては「うわー、技術の進化スゲー!( Д ) 。 。」と打ちのめされ、「でもこの値段は無理だわー(´Д`)ノ」と費用の壁に打ちのめされて帰ってくる、の繰り返しだった。
で。
実際のとこ、AQUOSBRAVIAはそんなに違うんかいとか、HITACHIとTOSHIBAと正体不明の海外格安液晶TVはそんなに違うんかいとか、現物を比べてみた。確かにAQUOSBRAVIAは抜きんでて綺麗だった。
「うわー、さすが世界の亀山だね!」と素直に技術に感心してると、「お客様買い換えですか!」と店員さんが揉み手しながら寄ってくる。「いやあ、まあちょっと見るだけです、ええ」そんな感じでいなしながら見てるわけなのだが、気が付いたらこういう大物を買うときには必ず「別にまだ要らない」と引き留め役に入るはずの家人が「そうそう今が買い時!」と、焚きつけ役になっている。なんていうか、販売員が二人、しかも一方は身内、みたいな状態。


ほんで――なんでか今日、うちに世界の亀山がきました。32インチ。
29インチから32インチってあんまり差がないなw
今までの機器(HDDレコーダー、ビデオデッキ、ゲーム機類)の接続ケーブルは、全部ビデオ端子。S端子ですらない、という。
地上波アナログを見たら、なんかゴースト出てる。これはあれか。はよ地上波デジタルにせよということか。
D5端子とHDMI端子対応になったわけなのだが、ビデオ端子でWii繋いでみたらなんかにじみが(おそらくビデオ端子由来w)。これはあれか。D5端子に変えろってことか。
んで、HDMI対応ってことはだ。PS3を買わない理由がなくなった、ということか。*1これで、「じゃあ買いましょう、すぐ買いましょう」という圧力がw


まあ、なにもかもいっぺんにというのはいくない(主に財布に)。
ともかく当面は「うわー、画面でけー、平てー、」というのに驚嘆しつつ、「地上波デジタル」をどうするか考えないとな、と。
しかし、地上波アナログを表示した場合の画質の差が結構凄いことになってるので、遠からず地上波デジタルに向かう気がしなくもない。
スカパーとの棲み分けとか、ケーブル入れるのかとか、アンテナを新設するかどうかとか、いろいろ悩む。

*1:ホントは仕事部屋のモニタをHDMI対応にして、PS3は仕事部屋専用にしようと思ってた(^^;)