家の鍵

昨日、なんだか衝動的に思い立って玄関の掃除をした。
うちの前の道は舗装されていない半ば私道(でも法規上は42項道路なので公道)になっているため、雨の日などは玄関内に泥を持ち込むことも多く、玄関はいつも土まみれ。それもあって玄関の床を掃きたかったのだが、それにはあれこれいろいろ転がっているもの、多すぎる靴を片付けなければならない。
ということで、玄関の靴箱をガッと開いて靴大処分大会を行った。
履けない靴、掃かない靴、壊れた靴などを大切にしまい込んでいたことが判明したので、それらを処分したらかなりスッキリした。百円ショップに、家人と合計で3回近くも往復*1して、ようやく整理も付いた。
靴箱の上に乗っかっているのはバイク関連&G-Motion関連の小物や整備用品類で、これを整理するのはたぶん至難の業*2なので、また後日。

で、その折りに靴箱の中からなんかいろいろ見慣れないものが出てきた。何かの排水口の蓋と思しきものが二つ。間違いなく外の排水口の蓋なんだけど、その排水口に相当するものが、家にはない。謎。
また、何かの引き戸の取っ手に付ける金具と思しきものが二つ。うちは引き戸ってリビングの入り口くらいしかなくて、他のほとんどは普通のドア、アコーディオンドア、観音開き。当の靴箱だって観音開きだ。謎。
残りはチューインガムくらいの大きさの紙箱が二つ。両方とも同じくらいの重さで、外書きにある注意事項も同じ文面。
「施主様にお引き渡しください」
今の家は自分で建てたわけではないんだけど、まあ施主様相当は確かに僕だ。でも、引き渡しのとき、何か渡された記憶はないなあ……と首を捻りながら箱を開いてみると、つや消しで黒くて薄べったいキーホルダー的なものが出てきた。ちょっと重さがあって、ゴム状の小さなボタンが付いており、押してみると赤色LEDがポッと点灯する。6年前からずっと靴箱の中にあったんだとして、電池がまだ生きてるらしい。
「これは……もしや……」
慌てて玄関ドアの外に出てボタンを押してみたところ、ドアのカギが「ウィー……ガチョン」と掛かった。
も一度押すと「ウィー……ガチョン」と同じ音を立ててカギが開く。


……orz


キーレスってヤツか!
こんな機能があることに、6年以上気付かなかった!
よく電池が切れなかったなあってのと、まだ怖くて開けてないけど液漏れしてないだろうな、っていうのと。
僕らがこの家に入った頃、確かにドアロックを壊す泥棒というのが流行っていて、防犯用に玄関ドアを2重にするっていうのが増え始めていた頃なんだけど、毎回「カギを2回開けるのって面倒だなー」と思っていた。もう慣れてたけどorz 実は、カギは二重だけど開けるのが面倒でないように、キーレスのリモコンで開けられる先進的なドアであったらしい。
6年間も先端技術を寝かしっぱなしにしてきてしまったことが、めちゃくちゃくやしい。当時としては先端技術だったかもしれないけど、6年も経ったらどこの家だって(新築なら)入れてそうだし。ドア付け替えで対応してるマンションとか多そうだし。ああ……自慢の機会が6年分喪失されたwww


そんなわけで。
たまには大掃除をしましょう。
そして、新居に移るときは、引っ越し荷物を運び込む前の大掃除は、床拭きだけじゃなくて、開けられるところは全部開けて、隅々まで何か入ってないか確かめましょう。
施工業者や不動産屋が忘れてることが結構あるってこった。

*1:要領悪いことこの上なし

*2:まあ、できんことはないけど、捨てられるものがほとんどないので、並び替えて終わり