スタッフの仕事

日曜、またハイトニ詣で。
今週は、池袋西口、東口、西口、の3個所を流浪。

池袋西口はいつもと変わらず、東口は先週の秋葉原の事件の余波&副都心線開通&浜松のお調子者の厳戒などからか、大通りや交差点で巡回中の警官の姿が多く見られた。


音が出すぎると警察に通報されてしまい、かといってアンプラグドだとアピールに欠けるため振り向いて貰えず、アンプの前にギターケース置いて蓋にしてみたりと、いろいろ工夫を凝らしているとのことだった。
このアピールが重要で、聞いて貰って単に聞き流しになってしまわないよう、単なる自己満足の演奏と思われてしまわないよう、立ち止まった人に「ハイトニック」という名前を刻むことに、彼等は大きなリソースを割いている。


ハイトニックの路上には、ワタナベ君とリーダーの他に、二人の「サポートスタッフ」がいる。
スタッフの仕事は、フライヤー配布とCD販売。主にフライヤー配り。
通行人の足を歌で留めるのはハイトニの力なのだけど、そこで立ち止まった人々に「ハイトニック」という文字を視覚情報として刻むのが、スタッフが配るフライヤー。聴き入っている人の邪魔にならないよう、胡散臭がられないよう、「よろしければどうぞ」と、スッとフライヤーを差し出す彼等スタッフの支援というのが、路上を支えている。
「ハイトニのスタッフ」は幾人かいるようで、動画作成やフライヤー・チケットのデザイン、ライブの受付、フライヤー配り&物販(CD)などなど。全てボランティア。
彼等スタッフは、手の空いているときにそれぞれが自発的に手伝ったりしているらしい。


路上でのフライヤー配り&物販でしばしば見かけるのが、のっぽの男の子キノ君と女子高生のジュンコちゃん。この二人の献身的な働きには感心するばかりで、先週の原宿eggmanでのライブなどでも、出演する当人たち以上に緊張してたりなどなど、実に熱心な人々に支えられているのだなあ、と思う。


で。
昨日の池袋は16時スタートということだった。まあ、とりあえず差し入れなど作ってぼちぼち行くか、と現地にたどり着いたのは17時ちょい前くらい。
見ると、なんか物足りないというかいつもと違うな、と思っていたら、キノ君&ジュンコちゃんの姿が見えない。フライヤー配りは急遽、別の子が手伝っているらしい。
精力的に週末を路上に費やしているハイトニだけど、手伝ってくれるスタッフもいつも予定が合うというわけでもなくて、この日はジュンコちゃんは試合のため遅刻、キノ君は体調不良で休みということであったらしい。


そんなわけで、ピンチヒッターということでフライヤー配りを手伝ってみた。
路上で立ち止まってる人と言っても、聞いているのか、単に信号待ちなのか、単に喫煙スペースで一服してるだけなのか、たまたま立ち止まっただけなのかの判断はなかなか難しい。じっと見入っている人でも、フライヤーを受け取ってくれる人とやんわり拒絶する人がいて、それを見分けるのがまた難しい*1という。
自分でやってみると確かにその通りで、「この人は受け取ってくれそうかな?」「この人はATフィールド展開中?」というのを見分けるのは厄介だった。
正面向いて聞いてる人は受け取り率が高く、身体をナナメにして首だけ向けてる人は「すぐに立ち去るつもり」でいるので、拒絶率が高い。年齢、性別の別はあまり重要ではないっぽい。カップルで聴き入っている場合は、女性のほうにフライヤーを差し出すと、二人で見てくれる。CD買ったり写真撮ったりというアクションは、日本人より外国人のほうが積極的。
見ず知らずの人に後ろから近付いてw、フライヤーをソッと差し出して、ニコっと笑って頭を下げて、邪魔にならないようにスッと引っこむ。なかなか大変。これを毎週続けてるキノ君とジュンコちゃんはエライよなあ、と感心。


昨日は何枚くらい配ったかは覚えてないけど、たぶん40〜50枚くらいは配ったんでないかなあ、と思う。フライヤーのストックは残り9枚になった。
いっぱい働いたw

*1:キノ君談