重版出来!

今年の4月に発売された、「怪異伝説ダレカラキイタ? タタリの学校」(あかね書房)について、重版が掛かったとの報せ。それも結構な数字で小躍り。
金額的なことよりも、児童書でこんなに早く重版掛かるとは思っていなかったので、まずはそれが嬉しい。しかも、新規シリーズだし。
昔、小学生向けのゲーム攻略本をやってたけど、児童向け怪談というのは、ゲーム攻略本のような子供向けエンタメとは違うジャンル。何もかも手探りであったのだけど、一応の成果が出たのはやっぱり嬉しい。
大人向けの本というのは、読みたいと思った人とお金を出す人はほとんどの場合同一なので、読みたがってる人のハートを掴む内容を作ることができれば、そのまま購入意欲に結びつく。しかし、児童書の場合*1、読みたいと思った人とお金を出す日とは同一ではないことが多い。安価なコミックや攻略本はともかく、文字の本に数百円、数千円を自力で積極的に払う子供は、いたとしても多数派ではないと思える。
そして、お金を出す大人が読ませたい本と子供が読みたい本はなかなか合致しない。もっと言えば、「怖い話」というのは子供が読みたがったとしても、大人が顔を顰める系(^^;)でもある。いろいろ難しい分野だけに、数字で結果が出たというのは本当に嬉しい。小躍り。
執筆者の皆様、素晴らしい挿絵をいただいた岩清水さやか先生、準備期間、執筆期間を含めて長期に渡って児童書についてご指導いただいたあかね書房編集様、何より全国のお友達wに感謝。


次の機会があれば、小学生がもっとビビるのを書きたいと心に誓った。

*1:そして児童書は通常の文庫本に比べても決して安くはない、というハンデもある