こんな夢を見た

麟太郎が大変不調な上に、家の近所の屋上をカブでぐるぐる回り続けるという不審な男がいる。
怖くなって打ち合わせをひとつすっぽかし、その足で近所の救急病院に駆け込み、「猫科」で麟太郎を見て貰う。すると、猫看護士の人が傷口からでろでろした粘液を拭ってくれて、「もう大丈夫ですよ」という。
猫準看護士の人がたいへん可愛かった。


……という夢を見た。
目が覚めると胸の上に麟太郎が乗っかっていた。


これは、今日はすっぽかしてはいけない打ち合わせがあるという緊張感と、でも眠いという怠惰感wと、朝8時半頃にアラームを掛けておいたのに、どうせ起きやしないだろうと見過ごした麟太郎が僕を起こしに来て、ずっと僕の胸の上にのっかっていて重いという現実がないまぜになってできた夢ではないかと思った。
どろどろの粘液は、前日の晩に箱で頂戴したホタテの殻剥きをしているときの、ホタテの粘液のイメージが遺っていたのだろうと思う。ホタテ大変美味しゅうございました。


夢の中で打ち合わせをすっぽかした会社というのが「アルインコ出版部」とかいう外資系の出版社とかいう設定だった。なんか、全員スーツをバシっと決めて、打ち合わせというより社長前プレゼンを著者にさせるというような感じの。
それはそれとして、現実のアルインコはフィットネスと足場レンタルとか梯子とか建材関連事業とかの会社で、怪談本を出す出版部もない。
なんでアルインコというキーワードが出てきたのかがまったくもって不明。

これが夢というものか。


でも、人間の救急病院に「猫科」っていうのが併設されてたら便利だよね。