干し椎茸

本日の椎茸園の収穫は4本。
笠の大きさに関わらず、笠が開きすぎると味が落ちるので、七分開きくらい(笠の縁が完全に平たくならないくらい)で収穫するのがいいらしい。真上から見るとわからないので、笠の縁の部分をつまんで具合を確かめたりする。
この後は発育遅めの小さめのものがあるくらいなので、一応たぶん一段落。盛大に出てこないのは雨が降らないせいだろう。今年、夏の「ゲリラ豪雨*1」は散々なほどに降ったのだけど、実は本州まで上陸する台風ってあまり多くないらしい。そういえば、9月の帰省中にきた台風が東京を通過したくらいで、比較的雨が多い御殿場でも、そんなでもなかったかなあ、という感じだった。
雨が降ると膝や古傷が痛かったり*2、外に出るのが億劫になったり、野外で遊べなかったり、路上ライブが中止になったりでいいことないのだけど、ウィークデーの月曜から木曜限定で雨降ってくれないかなあ、と今ばかりは思う。
そういえば、今日はこれから土曜に掛けて雨になるらしい。湿度が上がるだけでもだいぶ違うのと、天然のジョウロがばしゃばしゃ水掛けてくれるだけでかなり違うので、そのへんには大期待。


茸と言えば秋だが、その一方で雨どっさりじめじめした梅雨頃にわんさか生えていそうなイメージがある。実際には10月から4月くらいまでで、5月から夏いっぱいは休眠期に入るらしい。湿度が高くても気温が高すぎるとダメってことか。気温が低くなってきても乾燥しすぎるのもダメで、秋と春先の年二度が茸のシーズンという感じ。
今回挑戦している原木椎茸は、茸類の中でもかなり扱いやすい部類に入るらしく、茸初心者はこのへんから入るのがいいらしい。他に、ヒラタケ、クリタケ、エノキ、舞茸の栽培用原木も通販されている。さすがに舞茸あたりになると非常に難しそうなので、経験というより「環境」を確保できるかどうかに左右されそうな気がする。湿気があり、風通しが「悪く」、気温は低め安定、露天で雨は当たるけれども直射日光は当たらない、だけど北側ではなくて南東から南西にかけての南側がいいらしい。このへんが謎。庭がある家なら地面に転がして週に2回くらい水ばしゃーってやるだけでいい反面、虫やナメクジや「その他の食えない茸」や黴・雑菌がライバルだったりもするらしいし、水もやりすぎりゃいいってもんでもなく*3……。
茸栽培は奥が深い。


とりあえず、今日収穫した分は干し椎茸とする。あれこれ考えるのは面倒なので、原始的な方法で……ということで、ホダ木の上に作ったケージ(陽差し避けを乗せるためのキッチンネットを組み合わせた枠)に乗っけてみた。ここは日当たりが悪いので、そこそこ水分抜けたら日当たりのいいところに移してビタミンD増殖計画を実行。


そうか、雨降るんだっけ。振り出す前に干し椎茸取りこまねば。


完成したら出汁採ってみようかと思う。

*1:思えば、あれって要するに夕立ってことじゃないのかと思うんだけど、「夏の夕立」と書くと風情があるのに「ゲリラ豪雨」って、なんだか全然風情がない。アレは誰が言い出したのか。

*2:バイク乗りでG-Motion乗りなのでw

*3:やりすぎるとホダ木が腐るので