ATOK2009とタブレット

これは仕事で必要なものということで。
僕は一太郎ver.3の頃からのATOKユーザーであるわけなのだが、ATOKの更新はだいたい2〜3年に1回くらい。
前回のATOK2007から2年経つので、ぼちぼちどうかなということでATOK2009の試用を始めて見た。
まだ使い始めたばかりなので、動作とか重さとか賢さとかについては追々。
ATOKは更新されるたびに確かに多機能かつ賢くはなっていくんだけど、同時に辞書と実行ファイルがどこまでもバカでかくなっていくという伝統があるので、そのへん今のハードと折り合えるかどうかが判断の付け所になるような……。
だいたい、ソフトウェアの性能が高くなる=要求ハードのハードルが上がると、キーボードで入力変換する速度がPC側の対応速度を超えちゃったりする……というような漫画みたいなコトを、実際に今まで何度か経験してきた。
つまり、ソフトウェアを快適に動かせるハードの更新も考えろってことなんだろうけど、仕事で使ってる環境ってなことを考えると早々Vistaに移るわけにもいかず……。
ハードはWindows7待ちでなんとか保たす方向で行くとして、とりあえず最新のATOK2009が、ちょいと型落ちの最新型(当時の)でどのくらい許容できるかが重要かも。
30日使ってみて、それから移行するかどうか決める。


仕事で必要と言えば、タブレット
通常はサムタイプのトラックボールが一番使いやすくていいのだけど、画像レタッチやバナーなどの簡易画像作成では、さすがにサムタイプ・トラックボールやマウスではやりにくい。
そんなわけで、久々にタブレットを見に行ったのが昨日の話。*1
ただ、BAMBOOとかインテュオスとか、そういうでかい奴はさすがに必要ないというか。それでイラスト描くわけじゃないし。だいたい、あれは机の上を占有しすぎるし。値段も8000〜1万以上するし。
用途としてはもう少しささやかなものなので、もうちっと安いのないかー、ということで、あれこれネット上のものを漁ってみたら、プリンストンのPTB-ST5が最安だった。例によって、Amazon楽天Yahoo!オークションと探して、現在ヤフオクで値動きをチェック中。1円出品で3000〜4000円の間で落札されるのが相場で、狙っているのはだいたい15人前後くらいらしい。
Store価格だと、3400円+送料千円くらいが底。
1円オークションだと送料込みなら4000円以下、送料別なら3000円前後で落とせれば御の字ってとこかな、って感じ。ちなみに楽天だと税送料込みの底値が4580円なので、税送料代引き手数料込みでこれを越えてしまったらヤフオクで買う意味が無くなる。メーカー直販品は6800円が付いていたので、このへんが内々のメーカー希望価格なのだろう。一応、オープン価格になってはいるけど。
しかし、こういうのを見てると、それぞれの小売店損益分岐点をどのへんに設定していて、メーカー希望小売価格との間のどのくらいが仕入れ値なのか、小売店のテナント料はどのくらいなのか、てなことをいろいろ想像してしまう。
大手量販店はテナントの家賃やら販売員の人件費やら店舗の光熱費やらも売り上げから出さねばならないが、通販専門店は仕入れブッキングと手続き担当が一人、発送担当が最低一人(仕入れと兼任でもいい)、扱い商品にもよるけど店舗はディスプレイなどが不要だし、メーカー直送品の場合は備蓄倉庫も不要。そりゃ、値引率も量販店より低くなるわけだ。
街の電気屋さんなんかは量販店の登場で一気に淘汰が進んだというけど、一方で量販店も「無店舗通販専門個人小売店」に淘汰される……とまでは言わないまでも、利益圧縮を迫られてんだなあ、と。
街の電気屋さん、あるいは街の個人経営ディスカウントショップなんかが通販を兼ねるようになって、卸をある程度以上省略できれば、規模の小ささが逆に大規模量販店に対する武器になった、ってなあたりを見てると、栄華必衰だなーと思ったりする。
特に、工業生産品で画一的な品質が保証されているようなものだったら、よほど怪しいメーカーや怪しい材料を使う生産国*2でない限り、「どこで買っても品質は同じ」だものなあ。特にメーカー直接配送品の類は。
メーカー自身が直販しているケースも増えたけど、直販品は小売り・取次や流通による手数料などがない分、メーカー自身の利鞘も大きくなるわけで、そりゃメーカー直販も流行るわなあ、とか。


ネット通販品をみっちり眺めるだけで、そういうカラクリらしきものが浮かび上がってくるのがまた楽しく。
それはそれとしてタブレットはまだ急ぎじゃないけど、この手の格安タブレットはあるようでいてないので、一応品切れになる前にどうにかせねば。

*1:脳内給付金を適用する前。

*2:中国とか