今日は平穏に仕事

本日も原稿書き。
黙々と書く。

インテルのバレット会長が語るパラノイア、Coreブーム、ギガヘルツの終焉 : Gizmodo Japan
http://www.gizmodo.jp/2009/02/core.html

Gizmodeに、バレット会長のインタビュー記事が載ってた。
その大部分はナードとかギークとかいう種族にしかピンとこない内容なので、ここでは割愛w
自分の中でティンと来たところを、今後の励みにするためにメモ。

――CPUのイノベーションでは(略)あらゆる面でAMDを抜きました。今後どのようにこの優位を維持する予定でしょう?


「優位を維持したいなら自分の目標値をアグレッシブに設定すること、これが基本だ。タダで転がり込んでくるものなど人生には何一つない。自分の目標をライバルを打ち負かすぐらい高く設定して初めて、人は成功できる。その点、我々には最高の目標があると思う。…ムーアの法則というディールだ。
あれを見失わない限り、そしてまた、ロードマップや製品プランなど全てを(共同創設者)ゴードン*1の掲げた法則通りプッシュし続ける限り、リードを守るチャンスはあるだろう。18ヶ月かそこらで倍になる ―成功したいなら、そのぐらいのレベルに自分の目標は設定しないと」

要するに、「ライバルは常に自分のこれまでの成功である。常に自分の成功というゴーストを追い抜き続けなければならない」というようなことを言ってるのであって、チャップリンが「最高傑作は?」と訊ねられたときに必ず答えたという「Next One!」と同じようなことを言ってるのだと思う。
関係ないけど、マリオカートタイムアタックをすると、自分の一番タイムがよかったときの走りが、ゴーストとして一緒に走ったりする。過去の自分をぶっちぎると気分がよく、過去の自分に負けると腹立たしい。バレット会長の言ってることを、ゲームで理解させてしまうマリオカートはまた凄いと思うw

――その指針の哲学は、どうせ壁に貼ったバナーの飾り文句だ、とか思わないんですか?


「これはロードマップなんだ! 我々が持っている、ロードマップ。ちょっと分析したら君もわかると思うが、年とればとるほど人は普通コンサバ*2になって、ムーアの法則なんて本当は起こらないんじゃないか、と心配し始めるものなのだ。
だがね、そこに頭の切れる若い才能を持ってきて、こう言ってやるのさ。「おい、そこの頭の切れる若いの。俺たちはこのご老体だが、ムーアの法則をこの40年ずっと守り通してきたんだ。台無しにするなよ」。するとなんせ頭がいいから、なんとかなるんだよ

うわっ、すげえ。
頭の切れる若いのを連れてきて、同じセリフを言いたい。
18年間やってきたんだ。台無しにするなよ、って。

*1:ゴードン・ムーアIntelの創業者でムーアの法則の提唱者。

*2:保守、または守りに入る。