怪ダレ4

昨日、あかね書房さんに伺った折、新刊の見本刷りを頂戴した。

●怪異伝説ダレカラキイタ? 恐怖の教室
http://akane.bookmall.co.jp/search/info.php?isbn=9784251044440

小学生向けの怪談/噂本ということで昨春創刊したシリーズだが、今春、第4巻上梓とあいなった。
子ども向けの仕事は、ブレーキが壊れているほうがむしろ喜ばれるw大人向けの怪談とは勝手が違うよなあ、という悩みもあったりする。
表現上の問題だったり、表記に使える漢字の種類だったり、コンセプトやテーマそのものだったり、字数行数だったり、いろいろ何もかもがフリーハンドというわけいかないのだけど、かといって萎縮してしまっていてはイカンということで、敢えてブレーキをなるべく踏まずに書いてみてから、削りながら直していくという方法で作られた第四巻。
これまでの3巻は概ね字数ぴったりで書いてこぼれた分を詰める感じだったのが、今回は「ストーリーそのままで1/3くらいまで圧縮」とか、ざっくざっくと直しながらも、元のエッセンスを残し、できるだけ子供がトイレに行けないように頑張った。
うちの姪甥が夜中に一人でトイレに行けず、大人に泣き付いたりしてくれたら「大人」の完全勝利なんだけどなあw


「え、それは絶対に没だと思ってました」
「え、それを通しますか。なんてギャンブラーな」
「え、アリですか。それはアリですか」
という感じで、児童書怪談のギリギリに迫ってみた最新刊。
もちろん、大人も楽しめますっていうか、一緒に読んでくださいませ。
子供向けにするのを忘れてましたってくらいの本気でやってます。