汁椀

前から木地の汁椀が欲しかったんだけど、これがまたちゃんとしたのはなかなか高くて。
最近、ようやく訳ありでかなりお買い得の荒物を見つけたんで家人用とふたつ買った。
普段使いの雑器なので、多少乱暴に扱っても割れないものが欲しかった由。
百均の皿や器は消耗品としてはよくできてると思うんだけど、白物は傷や染みができやすく、柄物はセンスが悪いw そんで、ホツが入るのが早いような気がする(´・ω・`)
とはいえ、飾っておくためのものじゃない器にウン万円掛ける勇気はないけど、長く使えて多少手荒く扱えて飽きないものっていうのを探すのは難しいのだなあ、とか思った。
木地の汁椀は保温性がよく、また熱くなりにくいのと、歪み撓みが出にくいので良い、と聞いていた。ポリウレタンに塗り物した安物でも不満はないといえばないんだけど、ちゃんとしたのを使うとどんな風に違うんだろう? という疑問があったので。
とりあえず、客用ではない自宅用の普段使いの雑器をよくしてみるというのは、なんか「人に見せる予定のない普段着の下着に金を掛ける」のに似てるのかもしれない。そこに価値を見いだすのは自分だけで、自分が価値を見いだしたものを持っていることを知っていて、それに触れたりする機会があるのも自分だけ、みたいな。
他人と共有はできない「秘密」に価値を見いだすっていうのは、趣味としては誉められたものではないなあと自分を戒めるが、びっくりするほど高級品というわけでもないので*1、まあよかろうとか思った。

*1:一客840円だしw