鳩山代表の匿名個人献金額
昨日の続き。
鳩山氏、虚偽記載は2177万円 原資はすべて本人資金
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009063001000845.html
鳩山氏は虚偽記載の理由について「私への個人献金があまりに少ないので、(経理担当者が)それが分かったら大変だとの思いがあったのではないか」と述べた。
この釈明では、「自分への個人献金は突出して少ない」と鳩山代表は認識していて、「経理担当者・秘書が、それを不憫に思って(よかれと思ってw)勝手にやった」という認識であった。
匿名献金が突出 鳩山代表、5年で2億3千万円 - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0701/TKY200906300349.html
年間5万円以下の小口個人献金は、献金者の氏名住所を第三者に開示しなくてもいい匿名献金らしい。つまり、「本当に献金があったかどうかは外からはわからない」ということなのだが、2002〜2007年の5年間で、鳩山代表宛の匿名献金は2億3000万に及び、年平均で4600万円。一人が最大5万まで突っ込んだとして、毎年平均920の匿名献金があったことになる。その他の総裁・代表経験者の個人献金額は、年平均で140万くらいらしい。平均値の4600万を取っても、33倍。
単独の数字だけ見ていると、なんだかピンとこなくて「そりゃ凄いですネー」という気持ちになってくるのだが、上述の朝日の記事の紙面版には以下のグラフが付いてた。(Web版には見あたらないけどw)
ええと、「鳩山兄への個人献金が少ない」から「経理担当者が勝手に鳩山兄の関係者の名刺や献金経験者の名簿を漁って、献金していたことにしていた」んだよね?
実際には、匿名献金・記名個人献金ともにダントツに多いんですが。
これ、既に解雇しちゃった経理担当者は、故人献金のほうだけでなく、第三者がチェックできない匿名献金のほうにも相当突っ込んでると見るべきなんだろうな。
朝日がここまでやる理由については、なんとなく昨日付のエントリのコメントに書いちゃったけど、
- 民主党の一人勝ちを許さず、左派層を共産党に取り戻す応援キャンペーン(そういえば蟹工船ブームとか、不自然な共産党応援が目に付いたなあw)
- 民主党が政権に就いた場合に、当然梯子を外すつもりなので、そのために事前に「民主党政権に疑問を提示していた」というアリバイ作り
- 読売・産経が民主支持にシフトしてきたので、同じ船に乗りたくないので民主船の船底に穴を開けている
- 小沢代行のマスコミ不信・憎し姿勢の煽りを食らったことへの鞘当て
- 民主党が圧勝しそうな雰囲気なので、勢力均衡を狙った
あたりを予想。アリバイ作りと梯子外しの準備っていうのが可能性高いかな。
ただし、朝日の記事が正しいかどうかについては、後追い記事や一次ソースの裏取りができてからでないと何とも言えないので、あくまで参考程度に。
しかし、アレだ。
つまりこういうことだ。
えっ、ちょっwwwww