HTVドッキング

9/18 0:304:00〜7:00頃、*1つまり今夜の真夜中未明〜早朝に、先だって打ち上げ成功したHTV初号機がISSにドッキングする。通常、ISSへのドッキングは、ドッキングポートへの衝突によってドガーンと決められるものらしいのだが、HTVは衝突ドッキングポートには通せない大物のペイロードを運び込むため、衝突ドッキングポートではない大きいドッキングポートに、アームで把持されるとのこと。
要するに、少しずつ軌道を変えながら今ISSに近付いていっているところで、今夜、ISSに到着することになるわけだ。


ISSまで宇宙機を到達できた国は、アメリカ、ロシア、EUに次いで四番目、完全に独自技術での到達は三カ国目、アーム把持でのドッキングは初めて。


うまくいきますように。
うまくいきますように。
うまくいきますように。


そして、H2Bロケット*2とHTV*3の「意義と価値」を、新政権がしっかり理解しますように。
「独立法人だから何でも整理」とか、
「東アジア諸国に技術提供」とか、馬鹿なことを言い出しませんように。

*1:時間変更してたorz 起きてられるかしらん。

*2:エンジンのクラスタ化により、大型衛星を二基同時打ち上げが可能になって、打ち上げコストが大幅に安くできた。部品を国産部品以外の国債部品調達(共通品の利用)によって大幅に安くできた。

*3:HTVは、シャトル退役後、2017年以降にアメリカのオリオン宇宙船が就役するまでの間、「きぼう」クラスの大型ペイロードを運ぶ能力を持った唯一の宇宙機になる。同時に、与圧室を持つHTVは有人機への進化を目指すことになっている。