流動食のワザとか

病院からの指定で与えている特別療法食の与え方について覚え書き。
ようやくコツがわかってきた。


缶から出してそのままでもよいのだが、25ccに対して1〜2cc程度水を足して伸ばしてやったほうがカテーテル内での流れが良いようで、スムーズに入る。
注ぎ口付きの計量カップで溶いて伸ばし、注ぎ口からシリンジに半分くらいまで入れたところで、粉薬をシリンジ内に入れて、さらに残りの流動食を流し込む。
本来の量より若干多めに入れなくてはならないので、二巡目に今度は液剤もちょっとまぜてから残りを入れて、同様に流し込む。
錠剤は割ってから水に溶かして下さい、という指示。
爪で割っても小さくならない上になかなか水に溶けないので、粉薬の袋で挟んで、バターナイフのような平たいヘラで上から押し潰して砕く。これを、5ccのシリンジに入れてから、水を吸って振ってよく溶かして与える。


リビングの猫ドアは閉じ込め防止のために鍵が付いていないのだが、これが裏目に出ていてorz 凄い勢いで逃げていってしまう。
猫ドアを鍵付きのものに取り替えるか、新に鍵を付け足すか。麟太郎、病に伏しても力持ちなので、こじ開けられない工夫が必要かも。手っ取り早いのは、画板やアクリル板か何かのような薄くて丈夫な板で、流動食やってるときだけ蓋をしてしまうことのような気はする。


グルーミングバッグという、一種の拘束具がある。洗濯物袋でもいいらしいよ、と聞いて試したら、一発で穴が空いた。で、グルーミングバッグを買ってみた。ナイロン製、ファスナー付きで頑丈。
猫は視界を遮られると大人しくなるらしいよ、という特性を利用したマズルマスク*1というものがあるそうで、これも病院などで暴れる猫の治療用に使ってるらしいよ! というのを聞いて、これまた飛びついて買ってみた。


昨日、そのデビュー戦ということで両方いっぺんに使って万全の体制で流動食に臨んだのだが、恐怖に駆られた麟太郎がジョジョジョジョジョジョ〜とやらかし、人間がパニックに。
座布団1枚が死亡しました。
マスクのほうの注意書きに「最初のうちは、付けて短時間ですぐに外すなどして慣らして下さい」とあったorz
マスクがいかんのかグルーミングバッグがいかんのかわからんので、本日は再び拘束具の類はなしで。シリンジを付けたまま逃亡されるも、いきなり洩らされるよりはマシ。


錠剤を水に溶かすのに手間取っていたら、なにやら麟太郎がソファの片隅で砂を掻く仕草……床にやられましたorz
とにかく拭いて拭いて拭きまくって、セスキ炭酸ソーダ&消臭剤で対応。
今日ほど我が家が全室フローリングでよかった、と思ったことはない。


それでも注入作業そのものはかなり短縮されてきた。タイムは特に測ってないけど、最初のうちはなんだかんだで20分近くかかっていたのが、今は流し込むだけなら5分で済むようになった。
欲を言えば25ccのシリンジだとお代わりの間に麟太郎が飽きてしまうので、50ccくらいの奴で作業したいよなあ、と思ったりした。


現状、一度に与える分量は25ccで、これを一日に4回。合計で100cc。
ただ、本当は一日に120ccくらいは与えたいところなので、一度に30ccを4回にするか、40ccを3回にするかしたいところ。
麟太郎の大きさから言って、胃袋の容量は40〜50ccはあるはず、ということなので、なんとか40ccまで増やせると給餌回数が減って人間も猫も楽になるのだが……それでも薬は一日2回必要だけど。


ともあれ、流動食補給にもだいぶ慣れてきました。
慣れるもんなんだな。なんでも。

*1:商品名はクイックマズルとかいう