鯨と鮪とハタハタとモラトリアム

鯨、イルカに続き、クロマグロについても規制の動きが出てきつつある。
この辺り、状況・前提が日々刻々と変わるので非常に触れにくいのだけど、自分の考えを整理する意味で、一応書いておく。


鯨、クロマグロ、イルカはそれぞれ禁漁に向かうことになった背景が似てるようなそうでもないような。
一応、鯨とクロマグロの禁漁に関する発端はどちらも同じで「乱獲による個体数の減少」。

鯨の場合

鯨も元々は「頭がいいから」とか「可愛いから」とかではなく、「国際的な資源として枯渇してはいけないから、共同管理しましょう」というのが始まりだった。
現在、捕鯨について国際的取り決めとしているのはIWCで、IWCは「鯨愛護団体の国際組織」ではなくて、「鯨を海洋資源として恒久的に活用していくための捕鯨国による協定」だった。今は反捕鯨国の票稼ぎのために海のない内陸国が加入するなど、なんかもうわやくちゃになってますが、捕鯨国側も捕鯨文化のない国をODAと引き替えに引き入れたりしているので、どっちがズルイのずるくないのというウブな話はやめにしとく。
さてこの、捕鯨。このように元々IWCは「反捕鯨のための団体」ではなかったし、今も建前上は違う。
現在IWCが取っている基本方針は、
「乱獲すると鯨が絶滅しちゃうので、絶滅しないよう、継続的な捕鯨が再開できるレベルまで資源量が回復するよう、モラトリアム(=休漁)を行いましょう」
というもの。
これは1970〜80年頃、IWC参加国全ての合意を以て取り決められたものなのだが、このとき最後まで反対した日本への懐柔案として提案されたのが「調査捕鯨」。
この調査捕鯨は、IWCの付属機関であるIWC科学委員会の依頼を以て行われ、資源として活用すべき鯨がどの程度回復していて、実際に捕鯨が可能かどうかを判断するための科学的判断材料を、IWC総会に提出するというもの。
現在は主に日本がその「商業捕鯨再開のためのデータ提出」のために行っている。
先だって赤松農水相が「800頭もいらねーだろ」と言ってたのは、調査捕鯨についての根源的な誤解から来るもので、調査捕鯨は生態調査などに加えて「資源として持続的に活用していける規模に、全体量が回復しているかどうか」の調査も含まれる。これは実際に捕獲し続けて、群れの規模が減少しないかどうかなどを知る必要があるわけで、「800頭も要らない」というのはこの「持続的捕鯨が可能なレベルまで全体量が回復しているかどうかの調査」という意味をまるでわかってない、ということになる。


このようにIWCによるモラトリアムの取り決めは、あくまで「モラトリアム=休漁」であって、「禁漁」ではない。商業捕鯨は【資源回復までの間、一時的に休止している】のである。
モラトリアムを終了して、商業捕鯨を再開させるための要件が「資源量の回復を示す科学的資料」なわけで、日本の調査捕鯨はその資料を毎年提出し続けている。反捕鯨国は科学的と言えるレベルの資料を提出しておらず、基本的には信仰と倫理と感情論と愛護論に、「目視調査で十分」という主張が後付けされている。


現状、調査捕鯨が下した数字に基づく結論としては、

  • ミンククジラは増えている、というより増えすぎている
  • ナガスクジラ他の大型鯨類は、減り続けている
  • ミンククジラは回遊先で餌を変えており、モラトリアムとしたことでナガスクジラなど大型鯨類の餌場がミンククジラに荒らされ、ミンクの増加と大型鯨類の減少を呼んでいる
  • 大型鯨類の個体数の回復には、ミンククジラの間引きが必要である<商業捕鯨の対象としてミンクの獲得数が最も多いのは、個体数が莫大だから
  • マッコウクジラなどオキアミ類を餌とする鯨の減少については、キムチの材料としてオキアミを大量に取得する南氷洋韓国漁船が問題視されている

ざっくりとこんなとこ。
少なくとも減り続けるナガスを増やすにはミンクの間引きが必要なのだが、ミンクの大人とナガスの子供は区別が付きにくい(素人には特に)こともあって、間引くべきミンクと保護すべきナガスに対する認識が混同されているのも問題だと思う。

クロマグロ

クロマグロについては、元々日本人しか食べなかったのが、寿司が世界中に広まって需要が増えた、日本人が世界中のマグロを食べるから、などなどの批判が、寿司発祥国の日本に全て向けられている感じなのだが、ここには若干の誤認もあるような。
鮪を生食する文化は日本から世界に向けて広まったものであるのは確かなのだが、鮪食文化そのものは別に日本だけに限られたものではない。地中海にももともと鮪食文化は根ざしている。
また、寿司の消費量云々について言うと、少し前までは欧米、そして今は中国の消費量の増大懸念が大きい。


このへん、畜養鮪の輸出国であるオーストラリアは鮪禁漁に反対している。畜養鮪は鮪の稚魚を捕まえてきて養殖するという養殖方法なので、禁漁によって稚魚の獲得が制限されると事業そのものが壊滅する。
日本では近畿大学が卵の人工孵化、畜養、畜養鮪の産んだ卵を改めて人工孵化……というサイクルを完成させ、事業化を始めつつある。
将来的には「卵を人工孵化させる中核技術」は国内に残し、「人工孵化させた稚魚を畜養する技術と、稚魚そのもの」を販売するというロードマップであるらしい。
現状では自然獲得品のほうが流通量が多くコストも安いので商品としての競争はまだまだ難しいらしいが、今後クロマグロが完全禁漁になった場合は、完全養殖鮪以外に供給源がなくなるので、需要高騰から競争力が出てくるのではないか、という話。
そういえば日本では当たり前に定着している鮭の放流と回帰のプロセス(稚魚養殖)は、日本が世界初なんだそうで、その他、ハマチ、海苔、貝類*1の養殖研究も手広く進められている。*2
そういえば、キャビアの養殖*3も日本の民間企業が事業化を目指している。


このクロマグロの禁漁についても、今のところ「いつまでモラトリアムをするのか。どういう条件が揃ったらそのモラトリアムは解除されるのか」についての話が伝わってこない。

モラトリアムの期限

戦争とモラトリアムは、始めるのは簡単だが終わるのは難しい。
戦争はそれこそ敵国が「参りました」と言うか、誰もいなくなってしまうかすれば終わるけれども、モラトリアムは「ここまで休めばOK」というのが見えにくい。
日本がクロマグロ禁漁について保留(賛成しないし協力しない)をちらつかせている最大の理由は、モラトリアムによる資源回復の証明手段が確立されておらず、ただ闇雲に「止めてみる」ということだけが先行している、ということにあるようだ。
鯨の場合も、最初はモラトリアムだ、資源回復したらモラトリアムは終了だ、と言われて署名したのに、資源回復しているかどうかの調査すらも批判される、というのが現状。クロマグロで同じ貧乏くじを引きたくない、という不満がある。


モラトリアムの終結に関するプロセスがないままだと、感情論や愛護論が先行して、資源としての活用がまたしても封印されてしまうことになりかねない。


アメリカにおける鮪保護は、反捕鯨運動と似た形で行われ、「i love tuna!」*4のようなキャンペーンとセットで、野生動物を保護せよ、というニュアンスの延長線上で展開されている。
資源を枯渇させないための努力と工夫と協力は確かに必要だが、そうした感情論の先行による禁漁運動は、海洋タンパク源の活用を自縄自縛的に制限することに他ならない。

休漁に効果はあるのか?〜ハタハタの場合

ではこのモラトリアムというのは実際のところ効果があるのか、という話。
第二次世界大戦中の大西洋は、ドイツのUボートによる通商破壊作戦の舞台ともなった海。商船、補給船*5、沖合に出る漁船などの行動は制限され、戦場となった海域では事実上、禁漁状態になった。危なくて船が出せないつか。
禁漁期間は数年間に及んだが、戦争が終わった後の漁場は驚くほど魚影が濃くなっていたのだそうな。*6


青森名産のハタハタ*7は、一時期価格が大暴騰していたことがあった。これは漁獲量が年々減っていったためで、僕の記憶に在る店頭価格で最高値は、「1パックに1匹だけ入って、500円」とかだったと思う。*8
そもそも魚というのは例年同じ量が同じ程度取れるものでもなく、結構アップダウンが激しいのだが、ハタハタは一時期完全に漁獲量が枯渇していた時期がある。

青森県ハタハタ漁獲量の推移
http://www.aomori-itc.or.jp/public/~aosui/1650-2.pdf

日本海北部マガレイ、ハタハタ資源回復計画
http://www.jfa.maff.go.jp/j/suisin/s_keikaku/pdf/magahata.pdf

グラフで見ると、昭和64年から平成11年くらいまで、ほぼ壊滅というか絶滅に近いのだが、計画的休漁を行うことで資源回復に成功している。
近年では2008年は資源が回復しすぎてw、前年度の8倍近くの漁獲が上がってしまい、ハタハタの市場価格が大暴落したため、価格安定のための休漁*9をしたくらい。
ハタハタの場合、寿命は雌10歳、雄7歳で、雌は3歳から成熟が始まり4歳で100%が成熟、雄は2歳で8割が成熟する。つまり、3年漁を我慢すれば、雌が成熟し始めて次の産卵を行うので、資源量が回復する。ハタハタはししゃもなどと同様に、主に卵(ブリ子)を食べる魚であるので、猟期の旬は卵が最も多く・大きく成熟する産卵前の時期。この時期の漁を我慢すれば、資源量はドンと回復する……という実例が、1995年頃からの漁獲高の上昇回復、2007年(H19)と2008年(H20)の大きな漁獲格差(2008年の大豊漁)などに見て取れる。

ここでは沿岸魚であるハタハタを例に挙げてはいるが、地元漁協が協力しており、外国漁船などによる密漁がほとんどない沿岸漁業では、このようにモラトリアムというのは確かに資源量の回復に効果があると言える。


だから、資源量回復を本気で目指すなら、モラトリアム=禁漁はまったく効果がないとは言わないし、むしろ一定の効果が期待できるとは思う。
ただしこれは「抜け駆けや密漁がない」ということと、その魚の生態がある程度理解されているなら、という条件が付く。

クロマグロのモラトリアムの期限

まずクロマグロに当てはめてみると、クロマグロの成熟(雌が卵を産む成魚になるまで)には5年掛かる。
5年は長いか短いか、Wikipediaなどを見ると『成熟までに5年を要し、長い部類に入る』とあるが、ハタハタだって熟成には満4歳までかかる。鮪だけが特別長いわけでもないですよ、と。*10
クロマグロの漁業規制が「資源量の回復」にあるなら、畜養のための稚魚の獲得も含めて全ての禁漁が行われた場合、最速で5年あれば資源量は回復することになる。
もちろん、これは単純計算でその通りになるとは限らない。
人間が取らなければ人間以外の海洋生物がマグロを餌にする。
マグロのような大きい魚を襲えるのは人間かそれより大きな魚(サメやシャチなどの海棲生物)のようなイメージが強いのだが、実際にはマグロの多くは成熟するより前、つまりまだ魚体が小さいうちに他の魚の餌になってしまう。孵化してすぐ、グッピーよりちっちゃい小魚のうちは、それこそ沿岸のごく小さな魚の餌になる。
畜養マグロは、そうした稚魚を根こそぎ捕ってしまう、ということで問題視されるが、一方で成魚になる前に死んでしまうマグロの大多数を安全な場所で成熟させられるわけだから、自然に任せるよりは鮪の歩留まりはいい*11
近大の完全養殖は、その卵の孵化から全て人工的にやろうというもので、これまた歩留まりがいい。
人間は鮪を大きくなってから食べるが、人間以外の魚は小さいうちに餌として食べてしまうので、鮪の回復には時間は掛かるかもしれない。
ただ、これについては、モラトリアムと近大の研究やオーストラリアの畜養と合わせて、
「人工孵化→一定の大きさまで畜養→放流」を繰り返すことで、天然の鮪資源の資源量の回復は、早めることができる。


もし本気で「資源量回復」を火急の課題とするなら、この方法がもっとも効率が良い。
そしてモラトリアムしていなければならない期間も短縮できる。


しかし、クロマグロ禁漁がモラトリアムの終了条件を定めず、また資源回復のための方策を講じず、「自然に任せ、自然に帰す」というだけの動物愛護無策に依って立つものであるとするなら、モラトリアム期間は無益に長引くだけで、愛護精神の充足以上の効果は期待しにくい。

鮪とマングローブとカラスと鳩*12

鮪の資源量の減少については、漁獲量の拡大以上に「稚魚の減少」のほうが大きい。
これは「オーストラリアが片っ端から畜養用稚魚を持って行ってしまうから……」ということだけでもない。
鮪の生態は長らくよくわかっていなかったそうなのだが、近年ではマングローブの林などで孵化し、幼生時代を過ごすことが知られてきた。
海中に根を下ろすマングローブ林は、波が穏やかで水が混濁しており大型の魚やサメなど、幼生を餌にする大型魚が入り込めないことなどから、鮪のゆりかごの機能を果たしてきた。
そうしたマングローブ林は開発により急速に減少していることも知られており、鮪の種としての減少は漁獲高の拡大よりも、むしろ「生育環境の減少」のほうにあるのではないか、と思える。


これまでに何度か例として引いているのだが、東京都は一時期カラスと鳩の大増殖が社会問題になったことがある。カラスは生ゴミを荒らすし、鳩は糞害で重要文化財を傷めたりする。*13
当初は捕獲作戦などが検討されたりしていたのだが、それはいたちごっこで効果がない、ということになって、現在は自然減作戦に切り替えて効果が上がっている。
例えば鳩の場合は「寺でハトマメを売らない」「餌をやらない」で、カラスの場合は「生ゴミ回収日を週三回から週二回に減らす」という方法が採られた。
「それだけ?」と思うかもしれないが、これがまた実際効果的だった。
生き物というのはあらゆるモノがそうだが、成熟すると死ににくく、若いうちが死にやすい。そして若くて死にやすい(成熟しているものとの間にも競争がある)若雛を減らすもっとも良い方法というのは、若雛を殺して回る……のではなくて、若雛を育てるための餌の供給量の総量を減らすことなのだという。
カラスの餌は生ゴミだが、週三回から週二回に減れば、供給量は2/3になる。成熟した強い大人のカラスが先に餌を漁ると若い雛カラスには餌が行き渡らないので、若雛カラスは十分に育たない。または、別の餌を漁らなければならない。
その結果、「楽に取れる生ゴミ」にありつけないカラスは、リスクや苦労の多い別の餌、猫や鳩を襲うようになる。*14
鳩は鳩で、ハトマメなど餌の供給が絞り込まれると、やはり若雛鳩にまで十分な餌が回らなくなるので、若雛鳩があまり十分に数が育たない。
成鳥になる数が減るので、老鳥の自然死数が若雛の成長数を上回り、群れの総数は減る。


鮪の群れの総数が減っているのも、これで説明ができるところで、成魚の漁獲高の拡大よりも、幼魚の育つマングローブ林の減少スピードが上回るため、群れ全体=総漁獲量が減る。単純に「乱獲したから減った」のではない。


マングローブ林を回復させる運動などはエコ関連事業として企業が取り組んでいたり、自然保護団体の活動などの一環として行われてはいるが、「鮪の資源量を維持するための計画」としては行われていないのが実情だ。
モラトリアムをやるなら、このマングローブ林の回復と、稚魚の畜養と放流、そして密漁の監視を全部セットでやらなければ意味がないわけで、「日本を対象とした禁漁」ばかりを叫んでも期待しているような効果は出ない。
総体を見るべきだ。


鯨のモラトリアム完了期

鯨のほうは、とりあえずの漁獲対象は緊急に間引きが必要なミンクに限るとして、ミンククジラは成熟までに掛かる年数の若齢化が進んでいる、というのが最近の研究ではわかってきているらしい。
かつてミンククジラは15歳くらいで成熟し、40歳くらいまで生きたらしいのだが、今のミンククジラは7歳くらいで成熟し、子供を産み始めている。
ナガスクジラ類の妊娠周期は2〜3年に1頭ずつだが、ミンククジラは1.2年に2〜3頭(妊娠期間はは10カ月程度)なので、増殖ペースはミンクのほうが多く速い。成熟齢の若齢化については、専門家に譲るので興味のある人はそちらを。

国際漁業資源の現況-平成20年度現況-*15
http://kokushi.job.affrc.go.jp/H20/H20_49.html

ミンククジラは1年に2〜3頭、7年目から増え始める。
寿命は40歳として、モラトリアムを始めて調査捕鯨以外の商業捕鯨を休止して30数年。年間の調査捕鯨捕獲数が800〜1000頭。
捕獲数より増殖規模のほうが上回ってる、或いは少なくともミンククジラは減っておらず、相変わらず元気にナガスクジラの餌場を荒らしている*16


ミンクに関してはモラトリアムの終了をむしろ宣言すべきで、ナガスクジラの絶滅を危惧するなら、海のディンゴと化したミンククジラの駆除と頭数制限を本気で考えるべきなんじゃないかと思う。


バチが100g/257円だってお!

ところで、西友のチラシ。
太平洋/インド洋/大西洋産メバチマグロ(赤身)が、100g/257円だって。高過ぎだろ! 便乗だろ!
実際、クロマグロが完全に規制されたら、次はミナミナグロ、メバチマグロキハダマグロに照準が移るだろう、と言われている。もしかしたらいずれはビンチョウマグロも。ちなみにインドマグロというのはインド産のミナミマグロ

僕は若い頃に一生分のマグロ(主に大トロ)を食べたので、*17この先一生大トロが食えなくてもあんまりがっかりはしないのだが、このまま鮪類が規制されていくと、何よりメジが食えなくなるなあ、ということだけが心残り(´・ω・`)
メジ、メジマグロと総称されるが、これはマグロの幼魚。
前にスーパーで「ホンマグロ(めじ)」と書かれていて結構凄い値が付いていたことがあったのだがw、元々はスズキと並んで夏の魚で、一本釣りに掛かったり、網に混獲したりで、あんまり都市部には出回らない。漁港の街の魚屋では割と安く出回ったりする。
身は全身が赤身でトロも中トロも大トロもない(まだ発達してない)のだが、この赤身の身質がもちもちしっとりして、舌に吸い付くような歯触り。脂肪分はほとんどまったくなく、油好きの人に言わせれば「コクも旨味もなくて若いおもしろくない味」とか言われてしまうのだがw、僕に言わせりゃ世界で一番うまい赤身の刺身はメジの刺身だよ、と。
成長しきる前の鮪を食べるなんてもったいない、と言われそうだけど、こればっかりは譲れない。メジとマグロは別モノだよwwww<暴論

いずれメジも食えなくなる(´・ω・`)
そして、ビンチョウにまで手が伸びると、日本で流通している猫缶*18にも影響が出てくる。

シーチキンもビンチョウなのだが、いつか鯨の大和煮缶詰みたいな位置づけになる日が来るのかもしれない(´・ω・`)








……寿司、食いに行こうかな……(´;ω;`)ブワッ

*1:ホタテや牡蠣など

*2:鮭の【完全養殖】についてはノルウェーが世界最先端で、生け簀の中でゼロから出荷までを完全管理している。ノルウェーは元々鮭食文化がなかったのだそうで、完全養殖技術が確立しだした1970年代頃から鮭食が生活に登場したのだそう

*3:正確には、キャビアを孕むwチョウザメの養殖

*4:間違っても、「マグロは大好物だよ♪」ではなく、「我々はマグロを愛しているよ♪」です

*5:リバティーボート

*6:このへん、確かディスカバリーかなんかで見た気がするのだが、ソースを提示できないので伝聞情報レベルで

*7:冬場、鍋に入れる小魚で、腹に持ったブリ子が美味しい。身も白身で美味しい

*8:最近は1パックに5〜10匹入って198円とか

*9:取れすぎて休漁

*10:そりゃメダカに比べりゃ時間はかかるけど、鮭の2年というのは早すぎなんだよ、とか

*11:コストは掛かります

*12:余談ですがマングローブは、「鮪ーブ」だと思っていた時期が僕にもありました(´・ω・`) 

*13:鳩の糞はアルカリ性

*14:例外的ですが

*15:グラフ中でミンククジラの捕獲量が一時的に増えたのはナガス・マッコウの捕獲量が減った分の代替として捕獲されていたためで、さらにそれが減ったのは調査捕鯨を巡る衝突などから目標数が達成できていないためで、総量が減っていることによる漁獲量減とは違う、ということに注視が必要。数字とグラフをソースに引くけど、読み方を間違うと逆の答えが出る。

*16:ナガスクジラはだだ下がりっぱなし

*17:親が魚屋だったから。

*18:日本向けの猫缶はタイ辺りで作られるビンチョウ原料、カツオ原料が多い