お友達のマスター(江古田限定)

かつて、江古田の北口には「お友達」というカラオケボックスがあった。通信カラオケよりさらに前、レーザーカラオケ、もっというとCDカラオケもあったりした店で、今から20〜15年くらい前に、まあなんというかよく通ったものでした。
当時江古田在住だった、または江古田と所縁が深かった人は、だいたい青春の一頁wとして刷り込まれているんではなかろうか。
「お友達」は7年ほど営業した後、「テナント料の高騰で更新ができなくなった」ということで閉店してしまい、あのむやみに気の良いマスターも店を去った。
で、それから一年くらいして、「中野駅あたりで見かけた!」という目撃情報があり、なんとなくそれを気にしながら中野に行ったら、北口のBANBANというカラオケボックス……の呼び込みを店頭でやっていた。
「マ、マスター!」
という懐かしの再会があったのも、そういえばやっぱもう何年も前。5年とかじゃ効かないくらい前のような……。


昨日、知人が主演する芝居を中野に見に行った帰り、北口あたりを通過したら、いましたよ。
お友達のマスター。
やっぱりカラオケの客引きやってたよ。
相変わらず元気で、「いやあ、お久しぶりです」て。
でもずいぶん老けた。なんか小さくなった感じがしたな。


その後、昔なじみのお店へ。
何年かぶりに行ったその店の大将も「いやあ、ご無沙汰」。
髪の色とかレーシックやって眼鏡しなくなったとか何年も顔出してないとか歳食ったとか、そもそもタダの小僧っこだったのに、そのくらい変わってるのに「昔なじみだったから」というだけで覚えててもらえるっていうのは凄く嬉しくありがたい話だと思った。


そういえば、もう一人、「青春時代」の一時代にお世話になった店主の行方が分からない。
江古田南口の焼き鳥屋「鳥ちゃん」のパパは今、どこにいるんだろなあ……。