万夜との初夜(最初の夜という意味で)

猫にも性格というのはあるし、月齢で様子が違うのは当たり前。
麟太郎が来たときは5.5カ月齢で、万夜はそれより3カ月は早い2.5カ月齢。
とにかく人なつこい。
というか、人にまったく警戒心がない。
「拾ったのは公園だけど、元々は家猫の子だったのでは」
と南風さんは言われていた。首輪も何もなかったらしい。
身体も割と綺麗だったし、痩せてもなかったし、何より生まれつきの野良だったら、もう少し人間を警戒しそうなもんだ。
また、麟太郎は「老夫婦の飼い猫の子供」として生まれ、その後うちに来る直前は里親さんのとこに、20頭/四畳半*1という感じで飼われていたらしい。
そのためか、「餌はあればあるだけ食べてしまい、満腹になりすぎて吐く」「物音に異様に敏感」「酷く眠りが浅い」という感じ。病気になった晩年に限らず健康だった頃も仔猫のうちも、麟太郎が爆睡しているのを見たことがない。
万夜は食欲はもちろん旺盛だが、酷く眠りが深い。よく遊び、よく眠るが、一度眠ってしまうと周囲が騒がしくても起きない。うちに来た昨日は既に綺麗に爪が切られていた。保護したばかりの仔猫がよく爪を切らせてくれたもんだなと思っていたら、
「一度寝ちゃうと何しても起きないから、寝てるうちに切ってきた」
という。
えー。そんなことさせてくれる猫っているの!?


実際、一度眠っちゃうと、肉球をぐいぐい押して開いても目が覚めない。
尻尾も触らせてくれる。
寝顔も寝姿もかわいい。
それと寝相がかわいい。
普通、猫って丸くなって寝るとかだと思っていた。
麟太郎はだいぶ慣れてからはしばしば仰向けになって寝ていたが。
万夜は初日にして、この寝相。

これはこういうポーズを取らせたんじゃなくて、自分からこの前足放りだし姿勢になったまま寝てしまったのだ。本当だ。
今も仕事部屋で遊び疲れたらしく、また寝てしまったのだが。バッグや資料が入ってるラックの隙間で、こーんな寝相だ。


さらに、人間が寝ていると必ず人間のところにやってきて、ぴったりくっついて寝る。
昨日は初日だし、独り寝は寂しいんじゃないかと思って、居間で一緒に寝てみた。
気が付いたら、枕元にいた。
というか、なんか顔が重いなあと思ったら、顔の上にいた。
暑苦しいのでつまんで下ろして、場所変えて寝直した。
早朝、いつもより1時間ほど早く目が覚めた。
万夜はまたしても僕の顔の上で寝ていた。
つまんで少し下、首のあたりに移動させた。
そのうち腹が減って、本格的に起こしに来るだろう、もう少し寝かせておいてやろう。
と、思ったら、そのまま2時間も首の上に居座られた。起きられません。
トイレ行きたい*2
根負けして起きた。


寝る直前にご飯やったので、起きた直後もご飯やった。
「うちではこれをやっていたので」
と、南風さんが持ってきてくれた缶を与えてみると、与える人間が一夜にして変わっても餌皿が変わっても場所が変わっても、なんの迷いもなく完食。ドライフードを水に浸したものもよく食べる。ただ、まだ噛む力が弱いようで、固いままだと食えない。これは大きくなっていくのを待つよりあるまい。
ともあれ食欲旺盛。よきかなよきかな。


昨日はまだ仕事部屋には入れなかったのだが、だいぶ慣れてきたのと僕も仕事をやんないとね、ほら(ry
仔猫は時間泥棒だからwww
そういうことで、今日は仕事部屋にもご招待。
この家には麟太郎のために取り付けた猫ドアが4カ所ある。
三階の仕事部屋、三階のトイレ、二階の居間、一階の寝室。
このうち、仕事部屋と寝室はカギが掛かるタイプで、居間とトイレはカギなし、出入り自由。
この家で生活するには猫ドア操作必須なので、試させてみた。
ドアであることは理解できているようなのだが、如何せん……体重が軽すぎてドアの開け閉めができないらしい。ドアそのものはプラスティックの軽いものだが、ドアがぷらぷらしないように磁石が付いている。この磁石によるごく軽いロックを開けられないらしい。体力がなくて。
うわあ、仔猫だ。仔猫がおる。
磁石を人力で避けてやると、隙間から器用に出入りするので、この磁石を自力でどうにかできるかどうかが、次の関門であろう。
……とか書いてたら、ものすごい勢いでクリアされてしまった。
仕事部屋の鍵付き猫ドアの鍵が、もういきなり活躍。


トイレ*3は、今回は将来的に人間用のトイレで用足しができるようにトレーニングするキットを用意した。
[rakuten:dogvivi:10005087:detail]
第一段階は便座に見立てた枠に、普通に穴の空いていない中敷きを敷いて、普通の猫砂を入れる。ただ、これはまだ平たい板なので砂かきをすると猛烈に砂が巻き散らかされるので、とりあえず段ボールハウス的な囲いを付けた。
即日でそこがトイレである、と覚えたようで、こればかりはありがたいな、と。
今後、第一段階のまま、じわじわと場所を移動させ、トイレの場所をまず三階だと認識させる。次に、トイレの場所を人間用トイレの中に移し、人間用トイレの床に置いて「ここがトイレ」と認識させる。このときに猫ドアをくぐれないとトイレに入れないので、猫ドア訓練*4が必須となる。
そうしたら、トイレトレーニングキットを、人間用便座にセット。
ここでようやく本格的にトレーニング開始となって、第二段階「穴あきプレート」第三段階「もう少し大きい穴あきプレート」第四段階「プレートなし、枠のみ」第五段階「枠を外して人間用便座のみ」に移行していくらしい。
最終的に人間用便座で普通に用足しができるようになってくれると、複数泊の旅行などに出掛けたときに、トイレの始末をしないで済むようになる。ドライフードは自動給餌機があるし、水は数日分くらいなら自動給水できるし。足りないのは後は遊び相手くらいだが、そこはそれ近所に住む猫の下僕wにお願いを(ry


今日は仕事をします。
が、その合間を縫って近所のコジマとかに行って、買い物をせねば。

  • 首輪*5
  • 迷子札カプセル*6
  • 仔猫用の餌*7
  • トイレ用スコップ*8
  • 猫ベッド*9

不妊手術はできるだけ早めにやろうと思う。
まずは来月二度目のワクチンを打つときに病院で相談だ。
マイクロチップの埋設も、そのときに相談する。
血液検査の結果は土曜には出るそうなので、その結果を見てからペット保険にも入れなければ。
なんだか俄然やる気が湧いてきた。


よーし、お父さん仕事頑張るぞ!

……って何w
このやる気を削ぐリラックス振りwwww

*1:里親さんが火事で焼け出された直後で

*2:人間が

*3:猫の

*4:体力的にも

*5:居場所がわからなくなるのは困るので鈴付きで

*6:こいつは将来、絶対に脱走に挑戦しそうな気がするw

*7:離乳はしているが、消化の問題もあるので柔らかい専用餌を与えたほうがいいかも

*8:麟太郎が使っていたものは、ウィルス感染の可能性もあるので処分してしまったため

*9:おとなしく自分の専用ベッドに収まるタマではないような気がする……とにかく人間の傍じゃなきゃ寝るつもりがないらしい