リッター・キッター

万夜のトイレについては、今回は初日から人トイレを使わせる気満々で、リッター・キッターによるトイレトレーニングに励んでいる。
リッター・キッターのチャレンジレポートを書いているblogはときどき見かけるけれども、必ずうまくいく、というわけでもない。
うまくいくケースとそうでもないケースが半々くらいのようで、「そうなれば理想」だが道は険しく。
歳食ってからトイレを変えると、トイレに寄りつかなくなったり粗相をしたり、ということが起きてくるそうなので、こればかりはやはり小さいうちから仕込むしかない。


万夜の場合、最初にリッター・キッターのレッドステージ(真ん中に穴が空いていないビギナーステージ)を付けた状態のものを2階リビングに平置きするところから始め、じわじわと場所を移動させて3階の人猫兼用トイレ(人トイレに猫ドアが付いている)まで到着。
レッドステージを人トイレ便器に設置した。


このレッドステージというのは「若干高さのある人トイレ便器の位置(高さ)と形を覚えさせる」というために行うらしい。
この、「位置と形」は割とすぐに認識させることができた。何しろ万夜はうちにきてからトイレといえばコレしか知らないわけで、そのへん覚えるのは早かった。


次はオレンジステージで、これは形はレッドステージによく似ているけれども、真ん中に長径13cm、短径8cmほどの楕円形の穴が空いているもの。これで、「トイレの下に水があること」「その穴にめがけてやれ」というのを覚えさせるらしい。
このオレンジステージがくせ者。
用足しそのものはレッドステージでクリアしているけれども、穴が空くと俄然様子が異なるようで……。
まず、穴を覗く。手を入れる。頭も入れる。そして入り込もうと……いやいや待て待て。よしなさいそこは。
現状、万夜はレッドステージの中央部分ではなく周辺部分の砂の上に用足しをしている。穴が空いた分、その周辺部分は狭くなるので、うまく砂の上にできなくなる。これがどうもストレスになるらしい。
できれば早いとこ穴にする、というのを覚えて欲しいところなのだが、周辺部分でするというのを覚え始めてしまっているせいで、うまく穴に向けてやってくれない。
これは身体の大きさの問題もある。
そこそこの大きさの成猫であれば、穴に向けて尻を載せるのがもっとも楽な姿勢になるはずなのだが、万夜はまだ仔猫なので身体が小さく、周辺部分の狭い溝でも姿勢的にはがんばれてしまう。これがある意味敗因になっている気がする。
身体が大きくなっていくに連れて解決していくんじゃないかな、と期待しておく。


オレンジステージには一度入ったのだが、トイレ内に落ちそうになったので一時レッドステージに差し戻し中。
うちにきてまだ二週間なのに、来た当日と比べてもずいぶん大きくなった。2〜4カ月くらいの間の仔猫はどんどん大きくなるという。育ち盛りの今だからこそ、トイレ覚えて貰いたい(´・ω・`)


オレンジステージの先には、さらに穴が大きくなるグリーンステージがあり、枠のみのステージがあり、そして普通の便座のみでゴールとなる。全5段階のうち、まだ最初の一段階目、二段階目を行ったり来たりしている状態。


ところで、小はともかく大のタイミングはわかるようになってきた。
仔猫の肛門が盛り上がってきたら、ぼちぼち出したいタイミングらしい。終わると普通の形に戻っているので間違いないと思うw 尻尾をつまんで肛門チェックして、「あー、そろそろだな」と抱え上げてトイレに連れて行くわけなのだが、習得しても全然嬉しくはない技能な気がする。
僕が寝ている間や仕事をしている間に、小も大も自分でリッター・キッターの上に済ませたりしているので、ぼちぼちそこまで甘やかさなくてもいいのかもと思わないでもない。むしろ今後は「机の上乗るな!」「キーボード踏むな!」「噛むな!」という躾けをせねばいかんわけで。


そんなこんなで万夜との暮らしは今日でちょうど二週間。
一昨日、日曜は麟太郎の月命日だった。
目の前に生きているものに手を尽くす毎日。