自炊とか企画とか

引き続きあえぎながら原稿執筆。
ネタにあえぎ、描写にあえぎ、暑さにあえぎ、キーボードの上にねそべりたがる猫にあえいでおります。万夜、邪魔だよ邪魔、という言葉だけは都合良く聞こえないふり。


自炊はやり始めると時間取られるので、原稿が片付いてから。
カバーのみ4C、本文は全て1C、200P前後の標準的コミックの場合で、4巻分を同時並行的に裁断、スキャン、転倒&傾き補正などをやっていくと、裁断所要時間は位置合わせや糊剥がしなど合わせて4巻分で4〜5分。スキャンと補正を並行してやっていくと、4巻分合計でちょうど30分くらい。7分で1冊、1時間で8冊、といったところ。夢中になってるとチャクラ開いてくるが、仕事が進まなくなるので気分転換くらいに留めるのが吉。
最終的には本棚*1を、まずはせめて一竿空けること、数十年分溜まった「昔やった雑誌の仕事」のスクラップを全て電子化すること、が目標。雑誌仕事のスクラップというのは、結構バカにならないというか、分量がべらぼうで嵩張るため。
自宅の書斎のほうを片付けてから、事務所の書類なども片していく計画なのだが、事務所の本棚見に行ったら「これは、バラせねえ!」というレアな資料本ばかりだった。
とりあえず、「レアだけどバラせるもの」ということで、GON!の創刊号〜創刊3号と、コミックGON!創刊号を引き取ってきた。
でもこれ、本文の文字が細かすぎて、絶対にスキャンできないんじゃないのか、という気がしないでもない。600dpiで取り込めば或いは……でも、絶対に読まない本になりそうな気がしないでもないような……。
自炊の限界に挑戦、とゆう。


iPadScanSnapと裁断機が同じ月の請求に入ってきてて、ちょっと腰が抜けた。わー、なんだこの請求額www
8月は水とところてんと寒天で固めた砂糖水で過ごそうと思います。


でも、裁断機がなかったらカッターで切り分けるだけでべらぼうな時間がかかっていたと思うし、ScanSnapの「2頁3秒」というスキャン速度は十分元が取れている気がする。
これで電子書籍を「売る」側になって、それがとっても売れたりしたらすぐに元が取れるよね!*2


電子書籍にまつわる企画や企みごと、情報収集、情報交換は、業界のあちこちでガンマ線バーストのようにビシバシと行われているようで、僕のような末端にも「どうよ」という話や「どうですか最近」という話が来たり来なかったりするくらい。
過去のコンテンツの貯金(死蔵財産w)の多い人なんかは、むしろチャンスなのかもしれん。


でも何はともあれノウハウの獲得が最優先課題だよね、と思う。
未知の技術に対するチャレンジャー、パイオニアでいられる時期が、一番楽しいんだよなあ(^^;) 何事も。*3

*1:天井までそびえる七段の

*2:夢見がちなお年頃ですw 電子書籍がぽんぽん売れるのは、元々バリューが凄い人であって、バリューがあまりない人が電子書籍でポータルに割り込む、話題に上る、登り続ける、というのは尋常でなく難しいんじゃないかなという現実を、三文怪談屋の身分から切々と訴えたいところです。

*3:「俺だけが知っている。おまえの痛みも、悲しみも、苦しみも!」みたいな。