その後のリッター・キッター

我が家に来てから、万夜はずっとリッター・キッターで「人トイレ兼用」に挑戦している。
んで、このところはずっとグリーン・プレート。
レッド(穴なし)、オレンジ(小穴)、グリーン(大穴)ときていた。
グリーンで小の失敗は完全になくなり、100%の命中率を誇っているのだが、問題は大。


ここ数回、また外しているというか、トイレの床でやりはじめた。
見張ってるとちゃんとできるので、
「今からアタシの生き様(生きた証し)を見な!」
というアピールではないか、という気もしないでもないのだが、どうも他の原因が考えられる。
万夜はこの4カ月でびっくりするほど大きくなった。
まだ6カ月半の仔猫なのに、既に麟太郎よりでかいんじゃないか、という気もする(毛深いから)。実際、病んで軽くなった晩年の麟太郎より重いのは間違いないのだが、ぶっとい手足、長い胴の具合から見ても、やはり万夜はでかい猫種なのだろうと思う。アメショ系ってこんなにでかかったかなあ(´Д`)


で。
トイレ・トレーニングの過程で、万夜は「トイレの端に座る」というポジションを覚え、そこで用足しをするようになったわけなのだが、万夜の身体がでかくなるにつれて、どうしても右後ろ足だけがグリーン・プレートに残り、それ以外の3肢が便座に乗る、という形になった。
その小用は腰を下ろしてするのでそれでもバランスが保てるのだが、猫が大をするときは、もっと重心が高いというか、妙によろよろするというか……。要するに、不安定な姿勢になる。
まるでグリーン手前のバンカーからボールを打ち出すゴルファーのように足の位置をじわじわ動かすことになるわけで、ベストポジションを探すには、グリーン・プレートは狭すぎるのではないのか、と思われる。
そのうち、グリーン・プレートでのいい足位置を探すのを諦めて、トイレの床で致してしまう。
小の失敗はないので、足を置く、安定できるだけのスペースが必要なのだと思われる。


んで。
このまま床を大の定位置にされても困るので、再び一段階戻してオレンジ・プレートにした。
オレンジプレートで同じ位置で小を足すと、穴に届かずに砂に落ちる。
まあ、それはそれでもいいんだけど*1、一度グリーン・プレートでの小用の処理の楽さを覚えてしまうと、これはなんとか工夫したくなる。


要するに、

  1. 後ろ足を動かしてもバランスが取れる程度の足場の広さ(オレンジ・プレートなみ)が必要
  2. 用足しをしても砂に落ちずに穴に落ちる程度の穴の広さ(グリーン・プレートなみ)が必要

という二律背反な要求を満たさなければならない。
百均で適当なポリプロピレン容器を見繕って補助用プレートを幾つか自作してきたのだが、万夜が成長して重くなったことによって、補助プレートに乗ると重さで撓むようになってきて、一度滑って落ちたorz結果、補助プレートを嫌がるようになってきたorz
一番いいのはオレンジ・プレートの穴を広げることだが、オレンジ・プレートでは失敗はないので、この加工に失敗すると保険を失うことになり、リスクが大きい。
グリーン・プレートに補助プレートを付けるという発想は万夜が拒否しているので、NG。
となるともう1セット、リッター・キッターを買ってきて……というのは費用掛かりすぎ。
リッター・キッターを挫折した人がいたら、安く譲ってもらえんだろか、という気もするけど、そうそう都合良くは現れまい。


そうすると残りは、

  1. 万夜の体重に耐えて撓まないオリジナルプレートを、ゼロから作る
  2. 恐らくもう使わないレッド・プレートに、ちょうどよい穴を開ける

のどちらかになる。
(1)の場合、体重に耐えつつ、猫の尿・便で腐らない材料を探さないとならない。ポリプロピレンはその点で扱いが楽でいいんだけど、厚みがあって撓まないものは百均にはない。木は腐る。金属はコストが高い。
(2)の場合、レッド・プレートにまで戻る事態は考えにくい*2ので、これがベストか。(2)かなあ。


あのプレートだけ単独売りしてないものかと思ってeBayを漁ってみるも、それらしいものはなし。
類似品は$12くらいからあるようで、超円高の今なら1000円程度。
ただ、この類似品はリッター・キッターとはプレートの規格が違うようなので、そちらを買うといろいろやり直しになるので、あくまで予備ということで、やっぱレッド・プレートを加工する方で考えよう。


後は、どの程度の大きさにカットするか、という点。
一発で成功させないとならない。小さく抉った場合は穴を広げられるが、広げすぎたら後戻りが出来ない。

飲んだ勢いとか、仕事の合間の思いつきでやると絶対に後悔しそうな気がするので、型紙作っていろいろ検討しよう。













鬼灯が終わってから。

*1:トイレにそのまま落とすだけなので掃除楽だし

*2:あるとしたら加齢か手足の疾患で便座に乗れなくなった場合、床にトイレを置く……というケースだけど、その場合はそもそも普通の猫トイレになるだろうし