東独軍服落札した

というわけで、東独軍*1国境警備隊制服(作戦服/野戦服)を落札。
特にライバルもなく値吊りもなく、初期の値通りの穏やかな落札。
新年一発目は快勝。
ロングコート、作戦服、と来ると略帽も欲しくなるよなー……。


ただ問題は、今回落札した服の階級がまだわからん、ということ。
出品写真を見る限り襟章とカフスカラーから国境警備隊とはわかるんだけど、襟章の細かい作りがわからないので、兵士用なのか将校用なのかが不明。肩章付いてないしなー。
東ドイツ人民軍の制服というのは70年代に一度モデルチェンジされているんだそうで、70年代以前の制服は大戦中の第三帝国軍と同様に詰め襟デザイン(ネクタイ着用を前提にしない)で、確か素材はウールかウール混のはず。70年代以降のモデルチェンジ後の制服は開襟でネクタイ着用を前提とし、素材はギャバジンか何かに変わったらしい。これの見分けはボタンの位置で判断することになる。
モデルチェンジ前も後も東独軍の制服はパッと見だとシングル4ボタンなのだが、詰め襟の場合は下から4つめ(上から2つめ)のボタンの位置が両胸のポケットより上にあり、一番上の襟の真下に5つめのボタンホールがある。モデルチェンジ後の場合、開襟になったことでボタンは4つのみになり、一番上のボタン(詰め襟制服の場合の上から2番目のボタン)の位置は、両胸のポケットの上辺より若干下側にある。
ただし、モデルチェンジ後も下士官以下の制服は5つボタンだったが、一番上のボタンは留めずに開襟として着用していた、とある。
となると、後の見分けは服の素材で見分けることになる、と。
以上から、ウール混であれば恐らくモデルチェンジ前の、つまりは少なくとも40年前の服、ということに。ギャバジンであればもっと新しい可能性が残るのだが、襟章が将校用のものであるなら70年代以前で確定かな、ということに。
これは現物見ないとわからない。


兵士用の服に将校用の略帽とかその逆とかちぐはぐな組み合わせになると悔しい*2
東独人民軍の略帽については兵士用、下士官用、将校用それぞれの略帽を見つけてあるので、現物が到着してから襟章ちゃんと確認して、それから改めて略帽を漁ることにする。


……まあ、それ着てどこへ行く気だというといろいろアレですが、コーディネートというか整合性は大切だと……。

*1:NVA

*2:わからない人にばれないのはいいとして、わかる人に指摘されるのが一番悔しいので