3LEDグリップライト

そんなわけで、本体$0.99+送料$0.89、合わせて$1.88($1=81円として152円)だったので、つい衝動買いした、グリップ発電式のLED×3灯ライトが到着した。
こないだのファラデーライトとこれ、そして元々持ってたクランクダイナモ式ラジオ+ライトなどを比較してみる。


率直な感想から言えば、
グリップ>>クランクダイナモ>>ファラデーライト
という感じで、グリップ式が一番発電しやすい。
永久磁石を平行にぶんぶん振り続けるファラデーライトは、正直長時間振り続けるのはしんどいw
クランクダイナモライト+ラジオの多くは、クランク部分が小さくて回しにくく、抵抗が大きいので回し続けるのが結構しんどい。この感想は変わらない。
グリップ式手動発電のものは今回初めて買ったのだが、はっきり言ってしまうとこの3種の中ではこれが一番楽。


先頃、スマホ充電用にプル式手動発電のYogenを買ったのだが、プル式というのは結構コツが必要で、リズミカルにやらないとヒモが引っかかって止まることがあるorz
グリップ式はにぎにぎするのがしんどい一方で、バネ部分が割と軽いので今の所充電はあまり苦にならない。
前回猛プッシュwしてたプル式とグリップ式は、順位入れ替えてもいいなと思った。
今なら、
グリップ式>プル式>クランクダイナモ>ファラデーライト
でもいいw
このグリップ式発電を例えば靴のヒールに組み込んで、歩くだけで発電とか。小学生の靴に仕込んでブームを起こしたいw


発電の楽さ加減ではグリップ式ライトに軍配が上がる。この他、グリップ式ライトはLEDが3灯あり、1灯のファラデーライト・クランクダイナモラジオに比べて、照度も上。
そもそもLEDがないYogenは候補外。
グリップ式ライト、ファラデーライト、どちらもコンデンサに一時的に電気を貯めるようになっているので、まとめて発電しておけばその都度発電しなくても明かりは得られる。


一方で、グリップ式ライトにもデメリットというか不安点はある。
本体素材は半透明の樹脂でできていて、グリップ部分も樹脂製。グリップはバネの付いたギアを回し、そのバネの力でギアが戻るときにおもりのついた羽根車を回し、それがダイナモを回す、という仕組みになっている。これはYogenなども同じ仕組みなのだが、グリップ式ライトはこれをグリップで回す。
グリップはバネの力によって常に開放状態に力が掛かっていて、握り込んでバネを押し込むことで力を貯める。
つまり、グリップの付け根部分に応力が掛かる。
グリップ自体は樹脂製なので、それほど強度があるとは思えない。グリップの根元のシャフトには金属が使われているが、軸受け側(本体)はそのまま樹脂なので、負荷はそこに掛かる。
金額的にも「壊れたらまた買い直せばいい」というレベルの作りと言われればそれまでなのだが、可動部品でもあるので、壊れるときはここから壊れそうな気がする。

発電量で言うと、プル式はヒモの長さがそこそこあれば、引っ張る回数をそれだけ少なくできるのに対して、グリップ式は握り込んだ可動距離が2cm前後くらいしかないので、プル式に比べて引っ張る(握り込む)回数はそれだけ多くしなければならない。
以前「グリップ式はせわしくしんどい」と書いたのはそのへんなのだが、これはコツが要らないという利点とバーターかもしれない。

また、このグリップが本体内に押し込まれる仕組みなので、本体には隙間があり、ここから浸水する可能性がある。
クランクダイナモラジオは、一応は生活防水なのである程度の防水はある。
ファラデーライトに至っては、ほぼ密閉式なので防水、雨天使用どころか、水の中に落としても浮くレベル。
非常時、タフな条件下での使用という前提条件に「津波、水害」を含めるのであれば、ファラデーライトのほうがより信頼性は高い。

「可動部品がある機械は、よく動く所から壊れる」
は、機械の宿命でもあるので仕方がない。パソコンならHDDが、ノートパソコンならディスプレイのヒンジ部分が最初に壊れるのはよく動かすからだ。昔のパソコンはフロッピーディスクドライブがよく壊れたものだw

クランクダイナモ式は、発電のときに掛かる負荷がグリップ式以上に大きいためか、安いつくりのクランクダイナモは使い始めてすぐにギアが割れてしまう、ずれてしまう、ということも起こるらしい。
ギアの巻き方向を一定にできる分、グリップ式のほうが強度は上かもしれない。


そんなわけで、今欲しいのは
「グリップ式発電で、USB/ミニUSB/マイクロUSBのいずれかに給電できるもの」
に変化しましたw
あるようでいて、ないんだよなあ。