観劇、買い物

昼前に家を出て、中目黒まで昼過ぎから開演の、友人が出演する芝居を見に行き、池袋の行きつけの立ち食い寿司で遅めの昼飯を食い、ユニクロ冷やかした後にデパ地下で「恐怖箱 怪生」の御神酒を見繕い、何かアテはあるかと覗いたハムとチーズの店でパルメジャーノ・レジャーノ&ゴーダ&ミモレットのセットとスパイシーオイルグリーンオリーブをちょっと買い、最近できたパン屋でバゲットとベーグルを試し……。
へとへとになって帰宅。
寒いかと思って薄いコートを持って出かけたのに、気温が24度くらいまで上がって、結局コートはずっと手に持って歩いた。邪魔だった。


芝居は「劇団くりびつてんぎょう」第九回公演「ホタルイカの上にいた日」。
この劇団で女優をやっている友人が毎回誘ってくれることもあって、年2回ほどある公演をほぼ毎回見に行っている。
今年は5月くらいにも公演があったが、そのときは「震災直後で芝居やコンサートは仕事も客も少ない」と零していた。
今回の演目は地震津波、死者と生者がテーマとなっている、ハートフルコメディ。
聞けば数年前に上演された作品の再演なのだそう。*1
元作は、時期と設定的には恐らく新潟中越地震の後くらいに作られたのではないか、と思う。当初6人芝居だったものを、今回は改作して出演者21人にまで増量されたらしい。
震災から8カ月以上過ぎ、ようやくそれをテーマにした芝居をできるようになった、とも言える。が、まだ終わっていないどころか渦中の人が何十万人もいることを考えると、「今この時期に、このテーマを扱う」ことについては、相当な決断が必要だったのでは、とも思う。
が、今だからこそというテーマでもある。


本日が千秋楽。
芝居は媒体で繰り返し見ることができる映像作品と違って一期一会なので、ここで紹介しても再再演を見る機会はほぼないけど、僕は割と気に入った。過去の公演から通して、一番いい出来だったんじゃないかな、とか。
映画に仕立て直してもいける話じゃないかなあ。

*1:それは見たことないから、随分前のだろう