南部鉄器の鉄板

先日の結婚記念日に、江古田駅前のベベの地下で地味な買い物をした。

十能、というのは囲炉裏所有者なら誰でも知っている……というか、炭火を扱っている人ならピンとくると思うが、炭火を熾すときに炭を入れる、底に穴が空いた柄杓みたいなもの。2年ほど使ったら経年劣化でボロボロになり、底が抜けてしまったので買い換えた。
 
南部鉄器の鉄板、というのは何かというと、囲炉裏で鉄板焼き(焼き肉とか)を実現するための小道具として購入。
うちの居間には囲炉裏があるのだが、これまでにもたびたび「この囲炉裏で、肉とか魚とかは焼けないのか!」とキラキラした瞳で言われてきた。が、肉とか魚を焼いて脂が灰に落ちると、灰に臭いが付く。それが厭なもんで、「うちではできん。させん」と言って、鍋&鉄瓶加熱専用にしてきたが(ときどき餅も焼いたが)、実は僕も「焼き肉」の魅力には抗えなかったのだった。
 
で、今日使ってみた。
結論から言うと、イイ感じ。
ただ、囲炉裏で焼き肉をやる場合、「炭はケチらずに豪勢にどかどか燃やす」ことが重要。一般に黒炭のほうが火付きはいいが、やっぱりすぐに灰を被って火が消えてしまう。火持ちと火力だったら白炭に限る。が、白炭は高いので、ついつい福化備長炭(チクワ状の炭)など買ってしまうのだが。
これにしたって、とにかく豪勢にどんがどんがと燃やさないと、鉄板に熱が行き渡らない。鉄板の中央は熱いけど、端のほうは冷たいなんてことも起きかねないので、気前よく燃やすことが重要だ。
 
もう少し大きい鉄板でもいいかもー、と思わないこともないのだが、大きくしても炭が全体に行き渡らないと板は熱くならんわけで、まあ、囲炉裏で焼き肉はせいぜいが2〜3人までの楽しみっていうことかもしれない。

鉄器はこれまでに「鉄瓶」「たこ焼き器」などを持っているのだが、これがまたメンテナンスが重要。使ったらできれば熱いうちに洗う、洗ったらすぐに焼いて水分を飛ばす(もしくはお湯で洗う)、乾いたら油で磨いてしまっとく。
これをやらないと、あっという間に錆びる。たこ焼き器はあっという間に赤い塊になった(^^;)
こんかいの鉄板は、マメに手入れしようと思う。
 
ちなみに鉄瓶の場合は油を塗るわけにはいかないのでどうするのかというと、毎日毎日マメに使い込み、使ったらすぐに乾かすのが長持ちのコツ。
錆(赤さびじゃなくて黒錆)を落としてはいけないので、絶対に擦ったり洗剤とタワシで磨いたりしてはいけない。やむなく赤錆が浮いた場合は軽く錆を削り落とした後、茶を煮て皮膜を作り直し、また再び毎日使い込んで黒錆の皮膜を作り直さなければならない。
なんつーか、育て慈しまなければならんわけで、プラスティックや陶器、ガラスとはかかる手間が全然違う。
面倒だけどきちんと手入れすればアルミなどと違って「消耗しないもの」でもあるので、長い目で見ればお得、かも。
 
同じ物がネット通販で手に入るが、Yahoo!ショッピングでは税込送料別で3675円。
製造元では、同じ物が送料込みで3675円。
ベベでは税込2450円送料なし(当たり前)。
ベベのラインナップはプチハンズとして一部で有名だが、特に什器や調理用具関係では意外なものが意外な安さで売ってたりするので侮れない(逆もあるので侮れない(笑))。
 
 
余談だが、モツァレラチーズを鉄板に乗せて溶かし、箸でぺりりりりとはがして食べると大変美味しい。