自在鉤とか

今日は起きてから20頁書いたので、ちょっと休憩。
うちには囲炉裏がある。
と言っても座卓型っていう奴で、縁のある関西火鉢の変形。
膝元が寒いんで、暖房というより「鍋その他用過熱用炉」という感じがしないでもない。
でも、これで鍋を突くと、これがまたイイわけですよ。
この囲炉裏を導入以来、一進一退というか、基本的には鉄壁の防御によって却下され続けているのが「自在鉤」。
自在鉤、欲しいよねー。
もちろん、五徳でも用は足りるよ。
足りるけど、やっぱり囲炉裏には自在鉤でしょう?
いや、五徳だと、火が強すぎるときに遠ざけたり、その逆とかできないじゃない。
いやいや、確かに鉄板とか網は五徳じゃなきゃ使えないですよ。そりゃそうです。
でも、鍋はやっぱ自在鉤でしょお?
 
家人の反対理由は主に「テレビが見えない」だ。
見てないじゃん。最近、テレビあんまり見てないじゃん!
自在鉤、使わないときは上に跳ね上げておけるようにしたらいいんだよ。
もしくは、自在鉤の位置をずらすとかね。
テレビの位置を変える、でもいいな。
テレビ台にキャスター付いてるんだから。
自在鉤、いいよねえ。
 
自在鉤の構造は、けっこう簡単だ。
パイプ状の「筒」と呼ばれる部分が本体で、これに鉄などでできた「鉤」が入る。
鉤の下側はまさに鉤なわけで、フックになっている。このフックに鉄棒が付いて、「鉤」。
鉤は筒の中に収まるわけだけど、そのままじゃ抜け落ちちゃうから、横木で固定する。
横木はそこそこ重たい木や、鉄(最近はアルミ)でできていて、横木の端のほうに鉤の棒の部分を通す穴が空いている。横木の重さが棒に加わって、テコの原理で自在に鉤の高さを変えられる。だから自在鉤。
いいねえ。
 
問題は、だ。
自在鉤を天井に固定する方法。
本来は、「梁」や「火棚」にぶら下げる。
でも、うちは建て売り戸建て。
梁なんかねえよ!(あるかもしれないけど、天井板の奥だよ!)
火棚を吊る……にしたって、結局火棚って梁に吊るモノなんだよね。本来。
なんか方法はないか。
天井に穴を空ける……というのは、なんか工賃がかさみそうな上に、案外強度がなさそうでいやだ!(うち、脆いから)失敗したときにやり直し効かないし。
 
で、僕が考えた方法。
部屋の壁面二箇所に、スチール製の天井突っ張り型ラックを組む。
すでに3階の書斎には、その手の本棚が3竿ある。
で、それを「棚」として利用しつつ、棚と棚に横に「竿」を掛ける。
これを暫定的な「梁」と見なす。
で、この疑似梁に自在鉤を掛ければ、あーら不思議! 自在鉤、okですよ!
 
問題は、棚の強度、疑似梁の強度(特に、しなり・たわみ)。
吊すものが鉄鍋だってことを考えれば、自在鉤の重さを入れても、5〜10kgに耐えればいい。
突っ張り型ラックの耐荷重は、棚板1枚につき50kg以上あるので大余裕。
ラックの転倒は、天井突っ張りで耐えてもらうとして、問題は疑似梁の強度、しなり、たわみ。それと、長さ。
位置にも寄るけど、疑似梁の長さはおそらく3〜5mくらいは必要になるだろう。
斜めに渡すからね。
そうすると……あんまり細いとしなるなあ。
かといって、あんまり太くすると、棚板にかかる荷重がドッと増える。
……それもまずいか。
 
そもそも、そんなに長い梁を、どうやって二階の居間に運び込むんだ!
階段通らないぞ!(狭いから)
その長さがあれば、外のバルコニーから入れられないこともない、かも。
たわませて家に入れれば……ってたわんじゃだめじゃん!
 
別の方法。
ぶら下がり健康器を囲炉裏の脇に置いて、それのぶら下がる部分に自在鉤を……。
 
 
 
 
 
……だめだ。全然かっこわりぃ。 orz