JapanとNippon
やあ (´・ω・`)
ようこそ、さぼり記へ。
今日の話題は時事だけどヨタ話だから、気楽に読み流して欲しい。
いつもヨタしか書いてねえだろ、というのは図星なんで、少し苦しい。
が、今回は特に裏取りをしないで思いつくまま書いてるので、真に受けてあちこちで話さないこと(笑)
トリノは開催前からごたごたしてたし、カーリング以外パッとしないねー、という話で大変寂しい。
ま、そんなことはともあれ。
日本の国号は「日本」だ。
読みは「にっぽん」が正式らしく、我々が普段習慣として使っている「にほん」は、正規発音ではないらしい。
日本という国号は「日(にち)」と「本(ほん」から来ているわけで、「にちほん」が詰まって「にっぽん」になったのだとすると、確かに「日」を「に」と読むよりは、「にっ」と詰まったのだとするほうが自然だよなあ、と納得。
つい最近まで漢字を使っていたお隣の国*1では、「日」を「イル」、「本」を「ボン」と発音していた。だから「日本=イルボン」*2ということになる。
同じ漢字圏でも日本、朝鮮半島、中国では、微妙に漢字の発音(読み)が違ったりするので、中国もきっと「日本」と書いて「Nippon」や「イルボン」ではない、別の読み方をするのだろうと思う。
で。
国際的には、というか英語圏では日本は「Japan」である。これはフランス語とかの「Japon」から来てるらしい。そして、日本が欧州で「Japan」と呼ばれ(今は世界的にそう呼ばれ)ている語源は、やっぱり出てくるマルコ=ポーロの見た黄金の国「Zipang」にその源流を見ることができる。
まあ、ここまでは割と知られた話。
では、「ジパングの語源」はなんなのよ、と。
日本が現在の「日本」という国号を対外的に使い出したのはいつ頃かというと、これは国旗である日章旗の成立と同じくらい、僕の記憶は怪しくなるのだが、このエントリーのためだけに調べるということは今日はしない、と決めたので、曖昧ながら「確か江戸時代」というくらいにしておく。
いや、待てよ。
待て待て待て。
さーけーはぁ、のめのめ、まいやひー……じゃなかった、のぉむぅなーらぁばぁ〜
の黒田節に、すでに「ひのもといぃちのぉ、こぉのおぉさぁけぇををををを〜」という一節が出てくるじゃないか。
「ひのもと=日本」の訓読みであるということは、字面としての「日本*3」というのは、すでに黒田節の時代(江戸時代より早い?)にはあった、ということになる。
話をジパングに戻す前に、ちょっと寄り道して高田屋嘉兵衛。
司馬遼太郎の「菜の花の沖 1」あたりを見ると、おろしや国に流された高田屋嘉兵衛を尋問した当時のロシア人は、「彼らは首都である江戸を『えど』ではなく『Endo=えんど』と呼ぶ」と記録している。嘉兵衛達は「えど」じゃなくて「えんど」と発音してたから、ってことなんだろな、と。
で、ここから強引にジパングに戻ってみる。
日本を見聞した外国人が、日本の現地発音をそのまま正確に写し取っていったかどうかはともかくとしても、現地発音を彼らなりに聞き取って「そういう土地/国なのだ」と記した……と考えるのはたやすい。
そうすると、マルコ=ポーロが日本に来たとき、マルコは現地人(=日本人)が自国のことを「じぱんぐ」または「じぱん」と呼んだのを聞いたんだろうか。
もちろん、それはありそうではある。
字面としては「日本」ってのがすでにあったわけだから。
でも当時の日本人は訓読みで「ひのもと」って呼んでたんだよな。
じゃ、誰が「じぱん」と読んだのか。
むぅ。
マルコは大陸経由か船経由かで日本にきたんだろうけど、そうしたら日本との間で通訳を務めたのは誰だ。
ありそうなのは清国人。あれ? 当時、清ってあったっけ? まあ、いいや。ともかく中国人。
当然彼らは音読みというか漢語読みをするだろうから、中国人が読んだ「日本」が「じぱん」だった?
もしくは、当時の日本人が「ひのもと」という訓読み以外に、「日本」を音読みしていた可能性はどうなんだろう。
考えてみたら、「日=にち」っていうのはそもそも音読みじゃない?*4。
音読みだと、「日=ひ」?または「日=じつ」?
ああ、なんとなく、答えに近付いたっぽい。
「日本」と書いて音読みで「じつぽん」と読まれた、というのはどうだ。
「じつぽん」これが詰まって「じっぽん」。
マルコの耳には「じっぽん」となり、「zipang」と記される。
現在の英語での「king」が、日本語では「キング」だけど発音上は「キン」であって、gは発音しない。
それと同じに、「zipang」と表記された日本を指す言葉は、途中で翻訳というか聞き伝えられていくうちに、発音されないgが消えて「japon」「japan」に変わっていく。
jを発音しない、例えばスペイン語圏なんかでは、「japon=ヤポン」になっていく。
このエントリーはヨタだから、詳細な下調べはしてないし、答え合わせもしてない。
真に受けてあちこちで吹聴しないように。
調べ直してみて、この憶測が当たりだったら、僕にも教えて欲しい。
そうしたら得意満面で吹聴したい。
今日のところは、酔っぱらいの戯言。