ZealとFZR

本日、バイク屋から「Zealの修理終わりました」という連絡。
バッテリー交換、プラグ交換諸々で20k円ナリ。
キャブは奇跡的にやられてなかった様子。
ガソリンは案の定腐ってた。
FZRばっかり乗ってないでもっとマメに乗れ、ということか。
というか、Zealは本来は家人のバイクである。もっとマメに乗りやがれ、ということか。


FZRで行って代わりにFZRを置いてきてZealで帰ってきた。
久々にZealに乗ってみて思うことは、加速の癖がFZRとは全然違うよなー、ということ。ZealとFZRはどちらも4サイクルスポーツ車ヤマハ、いずれも15年近く前の絶版バイクだが、経年劣化というよりも「普通のオンロードスポーツ」と「レーサーレプリカ」の違いというのもあるかもしれない。FZRは「クワッ!」と加速するが、zealは「ふいーん」とじわじわ上がっていく感じ。


さて、FZR。エンジンは調子いいしまだまだよく走るバイクだが、かねてより「ブレーキ周り」「プラグ周り」がそろそろピンチと言われてきた。今回Zealが直ってきて足が確保されたので、FZRを交代で再修理に出すことに。
先日の修理ではバッテリー交換+プラグ1本だけ交換で、残り3本のプラグは「さびて固着していて、折れる可能性またはシリンダを傷める可能性アリ」ということで、交換できなかった。
今回はその「残り3本のプラグ交換」+「ブレーキのオーバーホール」を頼んできた。
プラグ交換でシリンダがヤバい場合は、シリンダ交換も視野に入れての大オーバーホールである。普通なら「そこまでするなら買い換えろよ」と言われるクラスの修理である(笑)
でも、エンジンの程度のいい中古FZRってそろそろない。当然新車なんかない。他のレーサーレプリカもだんだん減ってきたし、やっぱりヤマハがいい。
オーバーホールを先延ばしにすることはできるだろうけど、この先どんどん部品がなくなっていくのは明らか。今回だって「パーツがもうない場合はお手上げですので、それは覚悟してください」と釘刺されてる。
そういうわけで、1年後、3年後よりパーツが残ってる可能性が高い今やっちまったほうがいいだろうなあ、ということでオーバーホールを敢行。

エンジンが調子いいのは確かなのだが、交換できるプラグが1発しかない上に、レーサーレプリカというのはみっちりレイアウトしているせいで、タンクをおろさないとプラグ交換もできない。素人さんが日曜日にガレージで(うちにはないけど)ちょっとなんとかしてできるような代物ではないのである(その分、メンテフリーである程度ほったらかしでも走るのが日本のバイクの素敵なところだ)。なので、バイクの(とくにエンジン/ブレーキ周りの)整備は専門家に任せることにしている。
バイクはタイヤがふたつしかないので、「走る」「止まる」「曲がる」「光る(電装)」のどれがトラブってもライダーの命に関わる。金もかかる。実にpoorで割に合わない乗り物だな、とつくづく思うんだけど、車を置く場所がないんでそれは致し方ない、ってことで。
腰が曲がってのれなくなるまでバイク乗るぞ、ということで。


でもなんでか150ccの4輪バイク*1に憧れたりもする。メッサーシュミットイセッタともまた違うんだけど、惹かれるねぇ。アレは。
125ccで4輪のスクーター、今日修理に出したバイク屋で売ってました。
39万円。車両の幅はビッグスクーターとさほど変わらない。おそらく車庫証明も要らない。
うーん、ヘタしたらこれまでのFZRの修理代の合計で買えるがな。憧れるなぁ。

*1:スクーターの後輪両側にタイヤが付いていて、小型自動車登録できるもの