作品集

タイトルについて、小川女史と悶々とする。
かつ、収録数についても悶々とする。
超-1で上位にランキングされた作品は1頁ものではないにせよ、小品が多い。
このため、思ったよりもたくさんのタイトルが収録できそうな気がする。
また、収録差品数を増やすため、束もいつもの「超」怖い話「弩」怖い話より多めに設定させていただくこととした。
それでも1冊には収まりきらないわけで、これはもうなんとしてでも一巻目に売れて頂いて二巻目収録可能数を増やさなければ、と腹をくくる。


作品集収録予定の作品をピックアップする作業が続く。
きりがないので、「これだ」というものの頁数を数える作業を始めた。「超」怖い話などと同様の編集ルールでいくため、当初より若干頁数が増減するものも出る見込み。頁数数えるのは小人さんに手伝ってもらおうかと思っていたのだが、整理してみるとどんどん頁数が変わるので、やっぱりこれも一人でやらないとアカンか、という結論に達する(´・ω・`)


そういったわけで、作品収集録予定の作品。
これはもう、どれもこれも「酷い出来映えだ! 悪質で心地いい! 悲鳴が聞こえる! 汚泥の匂いがする! なんて素敵なんだ!」というようなものばかり。怪談はおそらく良い物であってはいけないのだと思う。とびきり悪質で不愉快極まりないものほど、怪談好きは歓喜を叫ぶ。彼らが良い物だと思うものほど、そこで起きていることはおそらく素晴らしく不快で身震いするような代物に違いない。
僕は怪談に対して「良い出来」「良作」といったポジティブな文字を充てるのは、何か違う気がしている。が、「聞いたことを後悔するような出来」の怪談にこそ、語り継がれる何かが潜んでいるんじゃないか、とも思ったりする。


さあ! さあ! さあ!
よい子のみんな、始めるよ!
作品集だよ。選集だよ。全集とは行かないが傑作選だ。
発売は9月末。
夏休みの宿題を提出する日までに仕上げなきゃ。
これは僕の夏の宿題です。