本日ライブの日

本日銀座でCi De Desse Swingのライブ。
音楽はJive Swingあたりを中心にしつつ、洋楽から辻演歌*1、70年代フォークから80年代ニューミュージック、テクノ、そしてインディーズ、ライブバンドに至るまでの悪食系。「好きなジャンルは?」と聞かれると、一瞬、「うっ」と詰まる(笑)
だって、グレンミラーもビーチボーイズガーシュウィンバンバンバザールもらじるしも中島みゆきも、同じくらい好きだしねえ。

音楽は気分転換であり、身体の中心にあるものであり、耳から入って口や身体から出るものでもあり。頭を切り換えたり休めたりするのにも大活躍。だから、できるだけ違う分野のものをランダムに聞くのがいい。
なもんだから、僕のiPodはランダムにいろいろ再生される。エノケンの後にアニソン、つぼいのりおの後にモーツァルトヒカシューの後にベット・ミドラーVIP STARの後にPOP STARといった具合。

いよいよ煮詰まってきたので、iPodの整理をしてみた。
恋繋がりの曲(タイトルに恋、愛、Loveなどが入る曲繋がり)のリストは以下の通り。

100人目の恋人 中島みゆき
All My Loving The Beatles
All You Need Is Love The Beatles
And I Love Her The Beatles
Can't Buy Me Love The Beatles
Careless Love 吉田日出子
Dream Lover Dion
I Love You namco
I LOVE YOU オフコース
It's Only Love The Beatles
It's Only Love Various Artists
LOVE & LUNA 川本真琴
Love Kills Freddie Mercury
Love Letter 槇原敬之
Love Me Do The Beatles
Love Theme (The Fruit Seduction) Sylvester LeVay
Love You To The Beatles
Lovelabor Serani Poji
Lover Comes Back To Me Billie Holiday
Lovers come back to me BanBanBazar
Lover's Walk 東京スカパラダイスオーケストラ
Lullaby For My Love Le Couple
MY LOVER 古代祐三
P.S. I Love You The Beatles
P.S. I Love You Bette Midler
PUPPY LOVE FAIRCHILD
She Loves You The Beatles
SUMMER OF LOVE ムラマサ☆
The Man I Love Valeria Golino
The Man I Love (Reprise) Sylvester LeVay
おやすみLOVER 谷口崇
さめた恋 憂歌団
シトロン・ガール (金牛座流星群に歌いつがれた恋歌) サディスティック・ミカ・バンド
すき すき 大好き FAIRCHILD
テトラポットの恋 どろんぱ
パンチ DE love Attack SEX MACHINEGUNS
ふたごの恋 Serani Poji
ラブ・クローン ヤプーズ
ラブ・シックは好き FAIRCHILD
ラブランドアイランド 山下達郎
ラブリー 小沢健二
ラブリーエンジェル namco
ラブ双紙 榎本健一
ルーシーの恋人 クレヨン社
愛があるかい? 東京スカパラダイスオーケストラ
愛が教えてくれたもの 相馬裕子
愛こそすべて SEX MACHINEGUNS
愛しいかけら 岡崎律子
愛してると言う時みたいに 相馬裕子
愛し愛されて生きるのさ 小沢健二
愛と誠 鼻声
愛について スガシカオ
愛のカタマリー〜エンディングテーマ namco 松崎しげる
愛のコトバ エージ&テツ
愛のさざなみ Haniwa
愛のテーマ 伊福部昭
愛の才能 川本真琴
愛の終わる時 オフコース
愛は花、君はその種子 はじめにきよし
愛を止めないで オフコース
下心と恋心 泥水
花ふぶき〜愛だろ、愛っ。〜 東京スカパラダイスオーケストラ
強い気持ち・強い愛 小沢健二
君恋し 篠田昌巳+長谷川宣伝社
荒野の一目惚れ 久石譲
最大限の愛の証 hi-posi
失恋ブルース 憂歌団
初恋 元ちとせ
初恋 山本正之
人を恋うる歌 Various Artists
図形の恋 戸川純
天国に結ぶ恋 人間椅子
東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー 小沢健二
東北花粉症の恋 山本正之
片想いダイヤル 大塚愛
片想いのオレンジ Le Couple
母恋岬 自切俳人(北山修)
小川美潮
森山直太朗
中村中
恋するカレン 大滝詠一
恋するニワトリ 谷山浩子
恋するラバ 〜Lover らば〜 MAD-WORDS
恋なんてしたくない 相馬裕子
恋のいいわけ つじあやの
恋のコリーダ 戸川純
恋のダイアモンド・リング あがた森魚
恋のダイエット-食べてやせる- てつ100%
恋のパールハーバー Soul Flower Union
恋のフィーリング BanBanBazar
恋のマイレージ RAGFAIR
恋の煙り BEGIN
恋の郵便ポスト 山本正之
恋はねずみ色 BanBanBazar
恋はベンチシート ジューシー・フルーツ
恋はマスカレード シュガー
恋はやさし野辺の花よ 榎本健一
恋は突然 Jitterin' Jinn
恋愛ジャンキー 伝承遊戯
恋愛スランプ ジューシー・フルーツ
恋人 コシミハル高野寛
恋人たち ヒカシュー
恋人の種 谷山浩子
恋人よ我に帰れ BanBanBazar

よく、「本棚はその人の人となりを表す」というけど、こうやって集めて並べてみると、「iPodのリストはその人の人となりを表す」でも十分通じる気がする。
他に、夏繋がり、冬繋がり、呑食繋がり(曲名に食べ物・飲食に関するものが付く)、乗り物繋がり(曲名に乗り物に関するものが付く)などなど。
他に「頑張る歌繋がり」というのもあって、落ち込んだときに聞いて自分を鼓舞する。
僕にとって映画は見る薬、音楽は聞く薬。本を読むのは仕事と勉強(笑)。
昔よく聞いた曲を、十何年かぶりに久しぶりに聞いたら、当時思っていたのと全然違う意味が見えてきてびっくりしたりする。
作曲者の意図は昔から変わらなかったんだろうけど、聞いている側が変わっていくことによって、そこに見いだす意味、受け取れる情報が格段に増えていったりするところが実におもしろいし考えさせられる。
まったく違う人がいつどう聞いても同じ意味が見いだせる曲がある一方で、聞く側が年月を経て歳を重ね、いろいろな経験を積んだり知識を増やしたりすることによって、まったく変わらない同じ曲からいろいろなイメージや意味を読み取れるようになっていく。
そうやって、聞いてすぐにはわからないけど、時間を重ねることでじわじわいろいろなことが見えてくる曲というのが、何年も何十年も聞き継がれるのかもしれんなあ、と思った。


これは音楽に限ったことではなくて、読者に完璧に同じものを見せる(=読者が同じ感じ方をし、同じ評価を下す)読み物は、もしかしたら時代を超えられないのかもしれない。その時代時代、または積み重ねた年齢によって、見え方が違ってくるものだけが、たくさんの年齢の人、同じ人のいろいろな時間、時代に、何度も繰り返し読まれるものなのかもしれない。ロングテールというか、ロングライフな読み物というか。
そうやって繰り返し読まれたものは、一度だけインパクトのあったものより、ずっと長く記憶に残る。


仕事で書いているかどうかを別にしても「人の記憶に残るものを書きたい」というのはモノ書く人々の共通の希望なんだろうけど、それを最初から望んで臨むと、どんどんそれが逃げていくような気もする。
仕事で書き続けて20年経つけど、書くってことはまだまだよーわからんですよ。

*1:コブシを利かせるほうの演歌ではなく、「歌で街頭演説をする」ほうの演歌。辻売り。添田唖蝉坊とかですな