盧武鉉前大統領、自殺

盧武鉉
弁護士出身。
インターネットの運動に後押しされて、大統領選に勝利。*1
金大中政権の後を受けた五年の任期は、小泉内閣と同時期に当たる。
ブッシュ大統領に「酋長」呼ばわりされたことから、愛称が「酋長」に。
任期後期の二重まぶたはプチ整形。
金大中太陽政策を実質継承。北朝鮮に融和的。
「韓国を米中日の大国パワーの間におけるバランサーに」*2
反日論者。*3


晩年は、これも歴代韓国大統領の任期終了後の定番で、公金不正利用、癒着、贈賄などの疑いにより、捜査されていた。
秘書と共に登山中、滑落死。*4
遺書が遺されており、覚悟の自殺とされた。


いろいろあったけど、最後の最後までサプライズ続きの人だったと思う。
日本では、死んでしまったら皆仏様なので、日本の文化伝統に準じて。


故人のご冥福をお祈りします。

*1:当時は「アマチュアの勝利」とさえ言われた。これにより、韓国は左派リベラル層が与党になった。

*2:バランサー論というのは、外交的には「どっちつかずのこうもり」という奴で、どちらの勢力からも信頼されない。バランサーの位置に立とうと思ったらそれなりに大きな勢力を獲得してから(モンロー主義)か、スイスなどのように地政学的に魅力の薄い位置にあるかのどちらかしかないのだが、半島という大陸からの領土的脅威と海上の要衝的不安定さの双方を兼ね備える地理にあってバランサー論の主張は無謀だった。

*3:韓国大統領の常で、任期が進むにつれて反日的支持層からの支持を盤石にするための「国を挙げての反日発言」が狂気じみていった。

*4:後の報道で、「自ら飛び降りた」という証言が出て、覚悟の自殺論が確定。頭蓋骨骨折、脳挫傷、本人の判別が難しい状態との表現から推察するに、ダイブして岩などに顔から落下、顔面が陥没か挫滅して脳髄が割れ目から飛散したような状態であったのでは、と思われる。自宅の裏にある、高さ200m、斜度40度ほどの崖で、子供の頃によく遊んだ思い出の地であったとのこと。