本日の囁き

 今日の囁き。

  • 08:15 金持ちが金を使う場合と、貧民が金を使う場合。どっちも生きていくのに必要最低限の金を使い、金持ちは余裕のある分も余計に金を使うとする。どっちが金を使ったほうが、「国内で金が循環する」か?を考えてみた。
  • 08:16 例えば食料や日用雑貨品は金持ち貧民関係なく買うが、中国製輸入品が安い、ということになればこぞって安い輸入品が買われる。輸入品を買うってことは、結果的に金が国外に流出していくってことで、同等品を作っている国内産業には金が流れないから、内需は刺激されない。
  • 08:18 金持ちは金に余裕があるから必要材低減のもの以外の贅沢品も買うとする。その贅沢品=質的価値があるものが、外国製ブランド品だとしたら、やはり国内に金が回らない。ただ、国産品であることにステータスや価値があるようなものが尊ばれるなら、国内に金が回るようになる。例えば国産大豆とかの類。
  • 08:20 結果的に、国内に金持ちの金が回るようになるためには、国内の産業が付加価値の高いものを作り、それが評価されないといけない。でも評価されると奪い合いになって価格が上昇するので、手に入れられない貧民は安い代替品=外国産二級品を選び、結局金は「外」に逃げていく。
  • 08:21 国内産の製品が外国産の製品より安ければ国産品が売れることになるが、日本人は贅沢になりすぎて、安い人件費では働かない。となると、自動化を進めて人件費を下げるしかない。結果的に雇用が削減されて失業者が出る。雇用創出=無駄の分配でもある。効率化は雇用を減らす。
  • 08:23 将来的に団塊世代が鬼籍には入ることで人口は急減するが、老人を生かしておく必然が減ることで、子育てに回す経済的な余裕ができてくるので、団塊世代がいなくなれば少子高齢化は自然解決する。政治家は今生きてる有権者に「あんたらが死ねば解決する」とは言いたくても言えないだろうけど。
  • 08:25 その頃までに、コスト削減のための自動化と少子化は、良いコンビネーションによって「少ない労働力と自動化によるコスト削減」に成功する、かもしれない。生産調整の利かないような単純労働力というのは、今後は特に必要なくなっていく。その意味で、労働力としての移民受け入れは本来不要。
  • 08:27 「長命な老人がいる一族は、長命な老人がいない一族に比べて、子供の人数が少ない(労働力にならない老人が支出負担になるから)」というのは、南米の部族を観察モデルとした研究で結果が出ている。ソースはTechnobahn。日本の少子高齢化もそれで説明が付く。
  • 08:29 雇用問題解決のために、「高齢者介護」が取り沙汰されるが、これは介護を受ける高齢者の持つ私的財産を、介護に従事する若い世代に移転する(報酬として支払われる)という意味であれば正しいが、税金で購われるのであれば無意味。
  • 08:30 介護費用は40歳から捻出されているが、実際には60歳以上の高齢者の資産のほうが、40〜59歳、或いは20〜39歳までの資産蓄財高より多いわけで、「あるところから抜いて、ないところに配る」という流れにならなければ介護産業は資産移転に役立たない。
  • 08:32 日本の現状においては、「私的蓄財=タンス貯金」を如何に国内経済に供出させるか、国内消費者が支払う金が如何に国内の産業を刺激し潤すか、が重要なのであって、老人が金を貯め込み、貧民は安い外国産品を買って金が外に出るばかりでは意味がない。
  • 08:34 国が原資を肩代わりするのも、結局のところタンス蓄財している層からひん剥けるのでないなら、貧民層・若年層への「資産移転」には繋がらない。「生活が楽になる」とかではなく、高齢者(団塊以上)から若年層への資産移転を促進することを、本気で考えないといけないと思う。政治家が。
  • 08:37 内需拡大による経済再生というのは、海外のものを買って日本の金が外に出て行くばかり、国内産業は育たなくてもよい……ということではない。民主政権が外貨を稼ぐ輸出重視経済を選択しないなら、国内での老→若への資産移転をまじめに考えるべき。名誉を金で買うようなことをしてる場合じゃない。
  • 08:51 斯様な理由から、税金(国債)を原資とした子育て給付は一見すると若年層に資産移転しているように見せつつ、ため込んでいる老齢層から抜き取っているわけではないので、老→若の資産移転励起にはなっていない。
  • 08:53 子育て給付が単なる給食費負担でしかないのなら、それは結局、公的機関に再吸収されるだけで消費刺激にはなっていないし、国内産製品を購入させる(国内で金が環流する)ことにも繋がってない。むしろ、子育て給付って与党による選挙対策、または【大規模な公的贈賄】だよな、とさえ思う。
  • 08:55 金をばらまけば信用が得られる、金で歓心を買うというのが贈賄で、それを受け取ると収賄。恒久的な(しかも原資の定かならぬ)子育て給付は、結局のところ貧民に属する若年層の顔を札びらで叩く、政権与党による大規模な【公的贈賄】というのがその実体と言える。
  • 08:56 子育てをしない(できない)若年層の増加が社会問題になっている現状で、もらえる世帯と子育てのできない単身世帯&子育ての終わった引退世帯とは、この公的贈賄を受けられない。その不公平感・不満感は、贈賄効果よりずっと大きい。
  • 08:58 民主党は、「自民党に対する批判」で政権を取ったのだから、批判に対して「自民だって同じことをやった」という釈明は論外。「自分達は違うのだ」を証明できないなら次はない。有権者は年々気が短くなっているし、権力者の転落欲する
  • 09:01 権力者の転落を願うようになるまでのサイクルも短くなっている。現状の「信じるものは救われる、信じないものは袖にする」的な民主党のあり方は、藤原氏の栄華にも似ているが、日本の有権者は【権力者の思い上がり】に対してあまり寛容ではない。自分達だけは特別、というのは錯覚。
  • 09:02 でも……世の中全てが思いのままに思えるときって、他人の全てが自分を許してくれているはず、っていう非常に恐ろしい誤解をしていて、それが気のせいだってことをなかなか受け入れたくないものでもあるのだろうなあ、と思う。民主党有権者、どっちが正気になるのが早いのか。
  • 09:06 ギュスターヴ・ル・ボンの「群集心理」はその筋では古典なのだ、と教わったのだけど、2ちゃんねるのような掲示板やTwitterなどの登場によって群衆の集う広場の規模が格段に拡大したことで、むしろ今、再評価してもいいんじゃないかと思えてきた。
  • 09:08 ウォルター・リップマン「世論」と合わせて、何か見えてくる気がする。でも、読み進める時間が足りぬ。社会人の忙しさよorz
  • 09:10 ル・ボンの「群集心理」にはいろいろ興味深いことが書かれていて、「個人としては冷静で理性的な思考ができても、群れになると原初的な怒りや妬みしか共感できなくなる」のが群衆というものらしい。正気を保つには情熱は不要だけど、人は情熱という免罪符に正義を重ねすぎる。
  • 20:50 RT これまで予算成立後に発表されてきた公共事業の個所付け。民主党がさっさと党の県連等に通知したとか。審議の前に、判決が出されるようなもの。ならば国会審議など不要になるじゃない?!  (via @ecoyuri)
  • 04:44 そんなことはネットでやればいいのでは。 RT 年に一度、世界中から大学生や大学院生を集めて、広島で、世界の核兵器を無くす為の方策について議論することを私は提案。ハードルは、学生その他の渡航・滞在費を含めた会議の開催費をどう調達するか。 (via @asao_keiichiro)
 ……では、おやすみなさい。