IS03用VESAスタンド

サンコーから、iPad用のVESAブラケットプレートが出てた。

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これは、液晶モニタを固定するスタンドに、iPadを取り付けるためのブラケット。VESA100に対応しているスタンドにiPadを取り付けて、液晶モニタのように使うことができて大変便利。
類似品*1は以前からあったんだけど、8000〜9000円ほどもするのでさすがに買いあぐねていた。
サンコーのは1260円と格安なので、これはこれで買いだと思う。たぶん買う。


で、これのIS03版があったら便利なのに。
IS03オンリーとは言わないが、iPhoneやその他のAndroid端末と兼用できるスマホ用VESAブラケットがあったら便利なのに。
幸いというかなんというか、うちには旧型*2及び使い勝手が今ひとつ悪かった安物*3のVESAモニターアームが2本ほど余っている。


後はIS03を固定するブラケットがあればいいじゃん。
というわけで、材料買ってきた。

近所の百均CanDoにて、「ダッシュボードの上のカギや携帯が滑り落ちないようにする滑り止めシート」と「DSi/DSLiteを横置きするためのスタンド」。いずれも税込み105円。
スタンドのほうは、本来はこういう使い方をする。

このDSi用スタンドは実は本来用途で使うには致命的な弱点があってw、ゲーム機を載せて見やすい角度まで起こすと重心が前に寄ってしまって正面に向かって倒れやすくなる。よほど浅く寝かさないとならず、しかしその角度だと横置き用には使いにくい。ので、以前買ったものは他の用途に改造してしまった。
今回は同じものをスタンドベースにする。


まず、スタンドに両面テープを貼る。

これの上に、滑り止めシートを貼れば完成。
滑り止めシートはスタンドより若干大きいので、スタンドに合わせてハサミとカッターでちょきちょきやって整形する。

若干厚みが増す*4ので、本張りする前に確認してみたところ、スタンド下部の出っ張り*5で引っかかり、固定したIS03の上側が浮いてしまうorz

写真はiPod touchで、こちらは薄いので特に問題ないのだが、IS03にハードケースを付けていると背面が1ミリ近く、左右は2ミリ近くも大きくなるわけで、ううーん、どうしよう。

とりあえず、滑り止めは両側のみとする。
とりあえずこれでも横置き時の滑り止めにはなるし、IS03は背面部にスピーカーがあるので、後ろを開けたことでスピーカーからの音声がクリアに聞こえるようになった。塞翁が馬。


次にモニターアーム。
2本あるモニターアームのうち、高さが変えられる旧型のほうは、スタンドの先にある程度重量が掛からないと使えないタイプなうえに、VESA100のプレートしかなかった。VESA75もどこかにあったはずだが、セパレートなので紛失した模様。

高さが変えられない*6ほうの安物は、VESA75とVESA100が兼用になったブラケットが付いているので、これを使用。
確か3000円未満くらいだったか。


滑り止めシートを付けたゲームスタンドは、ゲーム機を立てかける部分と台座部分の二部品から構成されているので、台座部分の背面上側2個所にVESA75と同じ穴を開ける。最近部70ミリ、最遠部80ミリ、穴の中央の間で75ミリ。
ゲームスタンドそのものの楯幅が75ミリ以下なので、ブラケットの穴4つ全部は使えないが、上側2個所で固定してあれば強度的には十分足りる。

アタリを付けて、穴空け。ドリルを持ち出すのは面倒だったので、今回はハンダごて/ヒートナイフでぐりぐりと。

はみ出したバリはニッパで切り取り。
緑色の部分は台座の足なのだが、取り付け時の緩衝用ということで残した。

また、元々空いている穴だと横置きするときに充電用ケーブルの位置が合わないので、新たにケーブルを通すための穴も開けておく。バリ取りもしておく。


こんな風に置いてみて、位置に問題がなければいよいよモニターアームに取り付け。

ビス止め。VESA規格に合うビスであれば何でもよいが、スタンド側とブラケット側用にそれぞれワッシャーを使ったほうがよいと思う。
ビスの長さは20mmくらい。あまり長いとスタンド側にはみ出すため。
頻繁に動かす場所ではないので、ぎちぎちに締めなくてもよい。また、ギチギチにしめると全体に撓んで、スタンド座面が、台座側とうまく閉まらなくなる。

完成!
手元に置いてあっても不便なので、実際には作業机の奥のほうに設置して手前側に引き出せるようにした。
また、ゲームスタンドの上側にもゲーム機を挟むためのノッチがあったのだが、IS03には合わない上に固定位置をいろいろ制限されて邪魔なので、ニッパで削り落とした。

充電ケーブルもうまいこと逃がせてすっきり。
センター部分にも滑り止めはあったほうがいいか、ということで、スタンドの上部にのみ滑り止めシートを貼ってみた。

下部のノッチに引っかけてIS03本体が浮いた場合も、これで滑り止めになる。


iPhone用のスタンドの多くは左右からがっちり挟んで固定するタイプが多く、そのほうが安心できるのは確かなのだが、電話が掛かってきたときに咄嗟に取るのが不便。*7
モニターアームの高さがあるので落下テストをしてみた(猫がいるし)が、スタンド部分の下に柔らかいもの(ティッシュの箱とか)を置くか、端末についたチャーム/ストラップの類*8に猫がじゃれないように気をつければ、なんとかしのげるのではないか、とか。
そもそも高さが変えられるモニターアームならこのへんは心配しなくていいわけで……。


工作としては非常に簡単なレベル&材料費も格安なので、良い製品が登場してくるまでの繋ぎということで、これもアリか、と。

*1:というより先行品。むしろサンコーのが「類似品」(^^;)先行品は金属製で非常にしっかりした作り。サンコーのはABS樹脂だろうと思われます

*2:20インチ以上のモニターを想定してなくて、モニターを設置したら重さに耐えられなかった

*3:上下方向に高さが変わらなかった

*4:1ミリ程度

*5:本来はゲーム機が外れないようにするノッチ

*6:奥行きのみ帰られる。チルト&スウィーベルはしないことはないのだが、可動域は狭い

*7:Bluetooth使えばいいんだけどw

*8:折りたたみ式の超小型スタンドが大変便利