XMDFとePubとADPS

これまでのところPDF対応で進めてきている竹の子書房の電子書籍だけど、これはInDesignのオペレーションができていて、InDesignからPDFの出力が簡単だから、という理由。
あと、グラフィックデザインがそのまま反映される、とか。
PDFにはプリント用とインタラクティブ用というのがあって、プリント用は事実上の印刷原版になっている。InDesign.inddで出力しても印刷所が刷るのはInDesign.PDFのほうらしいw
んで、インタラクティブPDFは映像や音声も埋め込めるんだけど、iOSがこれに対応してないというか、インタラクティブPDFは正確に表示されない。iPadタブレットのスタンダードにあり、iPhoneスマホの重要なプレイヤーである以上、このフォーマットは選べない(´・ω・`)


XMDF3はスマホにも対応するようなんだけど、対応ビュアーがどのくらい普及するかで勝利条件が変わる。今後ガラケーの割合は減るだろうけど、現時点で国内で収益力がある電子書籍XMDFなので、これは外せない。
ADPSはグラフィカルデザイン重視でかなりよさげだけど、これまた対応ビュワーがどのくらい普及するのかが今はまだ未知数。
ePub3はエディターとビュアーが出揃わないと、これもわからん!


ePub3は安いエディターが出回るようになれば条件は変わってくると思うけど、現状ではまだドラフト策定ってとこだしなあ……。
3種のフォーマットのリソースを割くのは得策とは思えないけど、それぞれに備えておくしかないのが現状。


てか、「無償コンテンツが自由にやりとりできる」が裏付けられるフォーマットが伸びるだろうとは思うんだけど(その意味ではePub3が最有望)、現時点ではその立ち位置はPDFが締めていて、レガシーなフォーマットなのに立ち位置揺らいでないような感じ。
VHSとβとか、BDとHD-DVDの戦いもこんな感じだったんだろうなー(´Д`)ノ
時代は何度も繰り返す。