叔父を見舞う

前夜、課長歓迎会の折に実家から連絡があった。
母方の叔父が9月末に入院、ICUに入っていて既に意識はない、とのこと。
「会えるうちに会っておいてほしい」
ということで、急ぎ帰省した。


この日、弟一家、三人いる母方の従兄弟の三兄弟などに会う。姪甥とは年に数回会うが、会うたびに大きく生意気になって可愛い。
町内が隣同士なので、子供時代は毎日のように顔を合わせ、遊びに行ったりしていた従兄弟達とは、大人になってからはなかなか会う機会がなく、6年振りくらいに会った。
「お互い年食ったな」「腹出たな」「うるせー、そっちは禿げたな」「なにをー」というような和やかな会話。
祝い事と忌事はちりぢりの人を呼び集める機会を作る。忌事は去る人が久しい顔を一堂に集める最後の贈り物であるとも言える。今回はそのどちらでもないが、久々に従兄弟達に会えた。

姪甥達に「急ぎの用事がないなら泊まっていけ、ゆっくりしていけ」とせがまれたが、たぶん遠からず行くことになるだろうので、今日の所は引き上げることにした。