ボルトを紛失
今度は調子がいい。軽くウォーミングアップということで、埼京線と中山道の真下をぐるぐる走って、ターンをしようとしたら突然ぐにゃり、とステアリングが切れすぎて転倒。
「ありー?」と、よく見たら、フロントカウルと本体を繋ぐオリグメントバーの接続部分のボルトが抜けて脱落していた。
どうやらフロントを組み直したとき、仮締めのままだったらしい(僕の整備ミスだってば……_| ̄|○)
以前、入間大橋でサイクリングロードの車止めに激突してオリグメントバーを折ったとき、上級者のホーさんがバーが折れた状態のG-Motionに「乗って」運んでくれたのだが、今回はそれを自分でやるはめに。
G-Motionのフロントタイヤは、オリグメントバーとルーバージョイントの二箇所だけで支持されている。実はメインはルーバージョイントのほうで、オリグメントバーのほうは「ぐらつき防止」をしているだけらしい。が、だからといってここが繋がっていないと、ステアリングがぐにゃぐにゃと柔らかくなりすぎる(=キャスター角が深く成りすぎるため)。乗りにくいことこの上ない。
G-Motionで走っていると狭いフィールドのように感じていたのだが(それでも数百メートルの距離があるのだが)、なくした部品を探し歩くとなると結構な広さになる。
そこで、このオリグメントバーのボルトが抜け落ちた、非常に乗りにくい状態のG-Motionに乗り、なおかつ超微速走行でボルトを探し回った。それこそ、散歩のお婆さんに追い抜かれるほどの遅さ。小一時間も「直進安定性に難アリ」のステアリングぐにゃぐにゃ状態で超微速走行をしていたら、えらい上達した気がした(^^;)
「ボルト〜、ボルト〜」と呟きながら、ほとんど部品探しに奔走する僕を見かねて、警備員さんたちが「そこに捨ててあるバイクや自転車から、要らない部品を持って行ってもいいよ。どうせ回収されちゃうんだし」と言ってくれたので、さっそくお言葉に甘えた。
のだが、ボルトの「長さ」と「径」と「ピッチ」がすべて合致するものはそうそうあるわけではなく、「ダメでしたぁぁぁ」と断念。
後でドイトでも行こう……と意気消沈しつつ、それまで通らなかった所(ボルト脱落に気付いたところから50m以上離れたダート)を超微速走行で引き返そうとしていたところ、奇跡的に砂利・採石の中にボルト発見。(プラスティックのワッシャーとかはさすがに紛失)
早速修理してみたところ……小一時間のキャスター角のやたら深い状態での超微速走行の成果が出ているのか、非常に乗りやすい(直進が)。
でも、曲がることを重点で考えるなら、もっとキャスター角が深いほうが乗り心地としてはおもしろいかも、と思った。今度オリグメントバーの長さを変えてみようかと思う。
可能ならボルト穴をもう一つ前方側に増やしたいところ。