浜のお観音さん

結局、目が覚めたのは9:00近く。寝過ぎ。
土日で、近くで縁日をやっていると聞き行ってみることに。
弟一家がやってくる。
甥はツイスターが相当気に入ったらしく、「もっとやろう?」と持ってやって来た(笑)
が、腰がしんどいので後でパパとやんなさい、とうまく誤魔化す。
 
ついでに隣の町内の親戚の家を訪ね、大病をやって静養中の叔父を見舞。
車をその家に置かせてもらって、そこから徒歩で「浜のお観音さん」のお祭りへ。
小さな海浜公園に縁日が出ている。
ぷらぷらしつつ、買い物をいくつか。

ポンカンの苗木を買う。
玄関先が寂しいので、何か実のなる木でも植えてみるか、ということでポンカンの苗木を買う。車できてるときじゃないと持って帰れない(^^;)
 
さくら棒を買う。
さくら棒とは静岡特有の麩菓子で、直径は5cm以上のピンク色の大根状のもの。表面には白い砂糖蜜が溶かし固めてあり、表面はカリ、サク、中はふわ。
mixiにコミュニティもある(笑)
http://mixi.jp/view_community.pl?id=48832
上京してから「麩菓子と言ったら茶色か赤で周囲の溶かし砂糖は黒糖で直径も2cm足らずの断面が四角いものしかない」という話を初めて聞いたとき大きなショックを受けた。
麩菓子といったらさくら棒だろう! と誰に言っても信じてもらえないので、証明のために買って帰る。
でも、縁日で売ってるのは長さ1mで400円もしやがった。
子供時代、15〜20cmほど(太さは5cm)で20〜30円だった気がするんだが。今だって50円はしないと思ってたのに。15cmで50円として、1mで300円くらいか。まあ、仕方ないか。縁日だから。
 
レモン粉を買う。
「フルーツの粉」という名前で売られている「粉末状の舐め菓子」で、ラムネを砕いた粉を平たい缶に詰めてもらい、ぺろぺろ舐めるというもの。
昔はレモンしかなかったので「レモン粉」と言ってた気がするが、今はバナナ、メロン、オレンジ、ラムネなどなどいろいろな味があるらしい。売ってるのもバッグひとつ抱えた爺じゃなくて、きちんと屋台を構えた若いのになってた。
 
鯛焼きも食ってみた。
昔、鯛焼き一尾はこの縁日で20円だった。それが僕の「鯛焼きの値段」に関するいちばん古い記憶で、以後、30円、50円と上がっていって、今年は120円だった。「物価の上昇」というものを僕に初めて自覚させてくれたのは、この縁日(年1回)での鯛焼きだったことが改めて思い出される。
バリが多くて尻尾にあんこが入りすぎで頭にあんこがなかったりする素人臭い鯛焼きだったが、焼きたてはやっぱりうまかった。
 
縁日を辞して実家に戻る。
途中、小汚い小川が流れているのだが、でかい錦鯉やハヤやオイカワが群れなして泳いでいた。昔は小魚なんかいなかったんだが、ずいぶん綺麗になったもんだと思う。ゴミが沈んでいるのは相変わらずなんだが、水質はよくなったということなのかもしれない。