長い長いさんぽ(後編)

須藤真澄さんちのゆずが亡くなったのは今年の1月のこと。
ようやくその経緯がまとめられた。
前編は、寝床で読んで泣いてしまった。
今日家人が後編を買ってきた。「前編ほどじゃないから大丈夫」と家人に言われたのだが、やっぱり、鼻の奥がツンときた。
うちも中年夫婦で猫一匹だからなあ。
まだずっと先のことだと思うんだけど、思いたいけど。
麟太郎は元気。
こないだリフォームで貼り直したばっかりの腰壁をさっそく梳る程度に元気。
昔飼ってた鳩が死んだとき、ハムスターが死んだとき、やっぱり泣いた。
主に自分を責めて泣いた。
悔いないように元気なうちにたくさん構おう、と思っても、身構えちゃうと続かないんだよなあ。
事件はなくていい。毎日寝てるだけでもいい。
一緒に暮らす、そういう時間を少しでも長く。
それが生きてるってことなのかもなあ、と思った。