台風一過

でも終日仕事部屋に引きこもって仕事。
昼間は相当暑かったが、今は窓を開けていると夜風が涼しいくらい。
とりあえず、一進一退の仕事は今日も一進一退。
自分を痛めつけつつ、でろでろと悩む。
そういえば、夢明さんは無事に樹海から帰還されたようだ。
樹海にまで足を運ぶゆとりも勇気もないが、晴れた日はG-Motionで修行するくらいのことはしたほうがいいのかもしれない。ツーリングなんかでもそうだし、日常的な移動でもそうだけど、バイクや何かの乗り物を操縦しているときって、けっこういろいろ考え事ができる。書きとめられないので形には残りにくいが、いろいろなヒントや閃きがぼんぼん沸いてくる。それも、できるだけ普段通らない道を行くときほど浮かぶ気がする。
バイクや、そして最近はG-Motionもそうだけど、「操縦方法を身体が記憶」しはじめると、脳のほうは条件反射的な処理を除けばどんどん集中力が増して却って無心に近付いていく。座禅を組んでいるときの感覚にも似ている気がする。
一方で、事故や転倒がないように身体を動かすことに集中しつつ、まったく別の深淵に思考が及んでいる状態というのはなかなか愉快だ。
座禅を組んでいると、座禅に酔うというかむしろ快感になってくるのだが、これは一種のトランス状態と言っていいらしい。そこにたどり着くための集中方法は人によって異なるのだそうで、座禅以外に写経でそこに到達する人もいれば、剣で到達する人もいる。
悟りへの到達にはほど遠いが、僕の場合は「何か乗り物に乗っているとき」に、なんとなく頭の頂点のチャクラが開くということのようだ。(酒は飲まれるばっかりで、全然チャクラが開かない(^^;))
ついでに言えば、音楽は一昔前のテクノや、チンドン、アイドルボイスのポップス(昔ならFairChildの頃のYOU、JITTERIN' JIN、ちょっと前ならセンチメンタル・バス、最近なら大塚愛)なんかがよいわけで、怪談を書く前のプロットの整理中やネタの読み直し中に、時々そういうものを聞いている。(単純作業に入るとますますトランス状態に入るべく音楽は必須になるわけで、怪談本の編集ではしばしばそういう音楽が作業に寄与したりしているわけだが、まあ「アイドルと怪談」というのは岡田由希子をつい連想しがちなんで、このへんにしとこう。
 
一方、PCは仕事をするために最適化された機械であり、またその周囲には仕事をするために必要な情報のうち電子化されていないもの(つまり、本)が山積されていたり、仕事とは無関係な本が山積されていたりする。
整理されていない情報はノイズと変わらないわけで、仕事をすべきPCの前がいちばんノイズの多い場所だということになる。
考え事をするときは、何もないところに行かないとだめだ、という好例のような自分がここにいて、そして煮詰まっている。
 
頑張れ、自分。<一言応援しとかないとね。